ラグビー愛好日記

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

最近のエントリー

カテゴリー

アーカイブ

2015/05

S M T W T F S
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

このブログについて

プロフィール写真【村上晃一】
1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。
ラグビーの現役時代のポジションは、CTB(センター)、FB(フルバック)。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。
87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は98年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。著書に「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)、「ハルのゆく道」(道友社)、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」(あかね書房)などがある。

日記 2015年05月26日

ラグビーマガジン7月号発売

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
  • Line

Cover_201507

25日はラグビーマガジン7月号の発売日。「すべてはワールドカップのために」と題し、巻頭カラーは、日本代表特集。この春はSOに定着している立川理道のインタビュー。「どこのポジションが…、といつも質問を受けますが、いまは出られるだけでいい。出て、経験できることがイチバンです。あらゆる状況の中で判断し、周りをコントロールできるように、プレー時間を増やしたい」。「2015年の成功がないと2019年の成功もない」。南アフリカ戦への具体的なイメージも語られている。

日本代表のスポーツサイエンスコンサルタント、フラン・ボッシュ氏のインタビューもある。「ジャパンはボールインハンドの時間を多くしたいチームです。そのためにはムーブメントスキルがすば抜けて優れていないといけない」。つまり、効率的な走り方、素早い方向転換などを指導する。なるほど、この人の仕事が分かる。

村田毅のインタビューは、「明日はない。」。激戦のFW第三列でワールドカップメンバーに入るため、一回一回の練習、試合に集中する。「毎日毎日出し切り、一喜一憂せず、そして明日まだ出し切る」。そうやっても、生き残るかどうか保証はない。その頑張りに厳粛な気持ちになる。

人気企画の「人物往来」は、トヨタ自動車を引退したばかりの遠藤幸佑さんのインタビュー。あの大怪我からの復帰の過程のすさまじさ。それを笑顔でこなすこの男の精神力は何度聞いても感動する。歩いていることが奇跡なのに、彼は走っている。医師が「どうやって走ったの?」と驚いたという。「日本のラグビーの三角形のてっぺんではなく、下の方で支えたい」。この人の存在は多くの子供達や選手に勇気を与えるだろう。

巻末は、藤島大さんによる、マオリ文化指導者のデレク・ラーデリー氏のインタビュー。ハカ(ウォークライ)の文化的背景を垣間見ることができる。

  • Line