ラグビー愛好日記

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このブログについて

プロフィール写真【村上晃一】
1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。
ラグビーの現役時代のポジションは、CTB(センター)、FB(フルバック)。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。
87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は98年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。著書に「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)、「ハルのゆく道」(道友社)、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」(あかね書房)などがある。

日記 2011年10月18日

鍾乳洞探検

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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18日のオークランドは朝から雨だったのだが、時おり晴れ間がのぞく相変わらずの変わりやすい天気だった。ニュージーランドヘラルド紙のラグビーヘラルドは、「歴史を書き直したい」とグレアム・ヘンリー監督。フランスに勝って優勝することで4年前の悪夢が、ようやく払しょくされるというところかな。決勝戦のレフリーは、準決勝のオールブラックス対ワラビーズ戦の吹いたクレイグ・ジュベール(南アフリカ)に決まった。毅然として一貫性、公平性があり、目立たない。とても評価の高いレフリーだ。

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きょうは、先日のワイヘキ島に続いて、ニュージーランド観光としてNZ政府観光局にお世話になり、ワイトモに行ってきた。オークランドからは車で2時間40分ほど。車窓からの美しい空を思わず撮る。

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今回は出演者では僕だけ参加し、スタッフの皆さんとだった。まずは、鍾乳洞に入って有名なツチボタルを見る。ボートに乗って見上げる鍾乳洞は満天の星空のように輝いている。幻想的だった。そこのレストランで食事し、僕はきょうの観光はこれで終わりだと思っていた。

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ところが、次に連れていってもらったのは鍾乳洞・探検アクティビティ。羊が走り回る牧草地を車でいくと小さな小屋が。そこで着替えを指示され、訳がわからないままにライト付きヘルメットをかぶり、コーディネーターのシーナさんに「村上さん、現場監督みたいですよ」と言われながら、いざロープを伝って70m下の鍾乳洞へ。

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写真のような世界をひたすら歩く。そして最後に最高に美しい眺めが。

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日本だとたぶんこういう場所は見学するだけだと思うのだが、ここはニュージーランド。写真のように鍾乳石の間を縫ってロープを一気にすべり降りるアトラクションも。この鍾乳石、1㎝大きくなるのに100年かかるらしい。

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そしてタイムマシーンのような筒の中から森の中へ。こんな牧場の下に鍾乳洞が広がっているなんて想像もしていなかった。僕らが入った鍾乳洞は、1962年に発見されたらしい。最初に入った人の勇気というか、無謀さに驚く。おかげで、こんなに素晴らしい景色を見ることができたのだから感謝だけれど。この鍾乳洞は2千年前の火山の噴火で海底が盛り上がり、その後、長い年月をかけてできたものらしい。自然をそのまま残そうと、できるだけ人間の手が鍾乳石に触れないようにコースが作られていて、それも感心した。

自然の神秘を感じるとてもいい体験だった。ニュージーランド観光へ行く皆さんで、健康に自信のある人にはおすすめ。閉所が苦手な人は難しいかもしれないけど、高いところが苦手でも、ロープで降りるときは暗くて足元は見えないので大丈夫。ここは、12歳から挑戦できるみたいだ。他にも4つの鍾乳洞があり、難易度によって年齢制限が違う。こんなメンバーで行ってきました。

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