ラグビー愛好日記

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このブログについて

プロフィール写真【村上晃一】
1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。
ラグビーの現役時代のポジションは、CTB(センター)、FB(フルバック)。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。
87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は98年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。著書に「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)、「ハルのゆく道」(道友社)、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」(あかね書房)などがある。

日記 2011年09月24日

満員のイーデンパーク

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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201109241

24日のオークランドも快晴。天気は安定している。夕方、イーデンパークに向かう道すがら、オールブラックスやフランスのサポーターと多数遭遇。フランスのバスク地方からの応援団もいた。写真は、夕日をあびるイーデンパークのメインスタンド。このあと、オールブラックス対フランス戦の内容に触れますので、録画で見る方はご注意ください。スコアは書きません。

201109243

オールブラックス対フランス戦は、6万人を超える満員のスタジアムで行われた。試合前から、フランスのサポーターの歓声は凄まじかった。下の写真は、試合前練習のフランス代表。いつものことだが、フランスはランニングのとき各選手の距離がやたらに近い。まるで鳥の編隊飛行みたい。これがチームの結束力を高めるのだろう。

201109242

201109244

試合前のハカ。なんと、勝負どころの試合で舞う「カパオパンゴ」だった。ここで会場のボルテージは最高潮に。立ち上がりはフランスが思い切って攻め、すさまじい攻防が繰り広げられた。しかし、オールブラックスのBKは、スペースがあれば、いくらでもトライがとれる。対戦相手はいかに彼らにスペースを与えないかに力を注ぐしかないと感じた。

201109245

試合後、リッチー・マコウの100キャップ記念セレモニーがあった。記念のキャップの贈呈式に、元NZラグビー協会チェアマンのジョッグ・ホブス氏が出てきたのは感動した。元オールブラックスのキャプテンであり、NZ協会の中心人物だったのだが、現在は闘病中である。声を振り絞ってマコウの功績を讃えている姿に胸を打たれた。

日本代表情報を、ラグマガの森本さんが教えてくれた。24日、ネーピアでの練習は時間が変更されたという。大野選手によると「選手たちから、“何かを変えたい”という声が出た」そうで、時間を午前中に繰り上げコンタクトの伴う激しい内容で2時間を越える練習になったとのこと。精神的には追い込まれていると思うが、覚醒した日本代表の試合が見たいものだ。

追記◎ニュージーランドの時間が25日から1時間早くなります。したがって、日本との時差は4時間。サマータイムというやつです。ご注意ください。

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