最近のエントリー
カテゴリー
アーカイブ
このブログについて
【村上晃一】
1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。
ラグビーの現役時代のポジションは、CTB(センター)、FB(フルバック)。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。
87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は98年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。著書に「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)、「ハルのゆく道」(道友社)、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」(あかね書房)などがある。
10月30日のサモア戦に向け、日本代表が宮崎で合宿をスタートさせた。三洋電機ワイルドナイツの田邉淳選手に怪我があり、30日の出場が難しくなったため、東芝の立川剛士選手が追加招集されている。立川剛士選手のコメント「昨夜召集の連絡を受けた時には、素直にうれしかったです。春シーズンからチームとしての動きは大きく変わっていないので、しっかり代表チームに頭を切り替えて、いい準備をして、2勝できるようにがんばりたいです」
25日、心臓機能が低下する拡張型心筋症を患う福岡市の麻生修希ちゃん(1)の両親と主治医らが福岡県庁で記者会見した。修希ちゃんのお父さんは、日本ラグビー協会A級レフリーである麻生彰久さん(コカ・コーラウエストレッドスパークス所属)だ。修希ちゃんは生後すぐに、肺動脈と大動脈が1本の血管となる総動脈幹症と診断された。2回の大手術を受けたが、拡張型心筋症となり、8月には重度の心不全に陥った。
日本でも臓器移植法が改正されたが、小児のドナーはまだ1例も無く、このまま日本で待機していても命を助けることは難しい。アメリカの病院へ救済をお願いし、受け入れの内諾が得られたという。米国で心臓移植手術を受けるためには、約1億5千万円が必要。来年1月に渡米予定だ。修希ちゃんを救おうと、有志が集まり「しゅうちゃんを救う会」を設立、募金を呼びかけている。ラグビーの試合会場などでも募金活動は行われる予定だ。記者会見には、救う会の代表としてコカ・コーラウエストの向井昭吾監督、日本ラグビー協会理事の森重隆氏らも出席した。
会見ではお父さんの彰久さんが、次ように語られた。「おなかにいるときから心臓に重い疾患を持って生まれてきました。修希は2日後(27日)に2歳の誕生日を迎えます。入退院を繰り返し、心肺停止の状態や2回の大きな手術を経験しました。そのたびに力強く乗り越え成長する姿を見て、家族は励まされてきました。非常に難しい病気であり、覚悟はしていましたがアメリカでの手術を決意しました。厳しい水分制限を早く取ってあげたい。一日も早く外で遊ばせたい。家族だけでは非力です。勝手な想いで申し訳ありませんが、たくさんの方々のご協力をお願いいたします」
そしてお母さんは、切なる思いを語った。「心臓の悪い子を授かり2年がたちました。この2年間の入退院で、同じ心臓病に苦しむお子さんとお友達になりました。その中には、頑張ったけれど天国に行ったお友達がいます。神様からもらった命。修希も精一杯生きてくれたらそれでいいと思いましたが、子どもさんを亡くされたお母さんから、『しゅうちゃんは生きるチャンスがあるから、精一杯生きてほしい』と言われました。その言葉が移植に踏み切った理由のひとつです。生まれたときから大量の薬を飲み大人でも辛いような採血や検査をしてきました。たくさんの人に迷惑をかける心臓移植ですが、これまで頑張ったから乗り越えてくれると信じています」
以下、しゅうちゃんと救う会、公式サイトです。ご協力をお願いします。
http://syu-chan.com/