ラグビー愛好日記

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

最近のエントリー

カテゴリー

アーカイブ

2010/09

S M T W T F S
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

このブログについて

プロフィール写真【村上晃一】
1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。
ラグビーの現役時代のポジションは、CTB(センター)、FB(フルバック)。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。
87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は98年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。著書に「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)、「ハルのゆく道」(道友社)、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」(あかね書房)などがある。

日記 2010年09月09日

W杯1年前会見

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
  • Line

9月9日、都内で「ラグビーワールドカップ2011 ニュージーランド大会・1年前記者会見」が開催された。そう、2011年9月9日、ニュージーランド大会の開幕戦(ニュージーランド対トンガ)が、オークランドのイーデンパークで行われるのである。いよいよ7度目の世界一決定戦まで1年となったわけだ。

会見の冒頭に、イアン・ケネディ氏(駐日ニュージーランド特命全権大使)、ジェイソン・ヒル氏(ニュージーランド政府観光局・局長)が挨拶。お二人とも、ジョークを交えながら見事な発音の日本語でのスピーチ。ちなみに、お二人とも仕事で日本に来てから日本語を勉強されたとのこと。ケネディ氏は「日本とニュージーランドの国民性はいろいろな面から見て似ています。ニュージーランドの人は日本代表チームを応援するでしょう。例外は、ニュージーランド戦だけです。ラグビーをきっかけに、美味しい食事、美味しいワイン、素晴らしいロッジなどニュージーランドの文化を体験してほしいです」などと語った。ジェイソン・ヒル氏のスピーチも元気があった。「私はニュージーランド人ですが、本気でカーワンジャパンに勝ってほしいと思っています。頑張れ、ニッポン!」。

この後は、映像でリッチー・マコウ、ダン・カーターらがニュージーランドのワールドカップをアピール。9月〜10月は、同国では春。花が咲き始める季節である。来年の大会時には、同時に300以上のイベントを開催し、国全体をスタジアムのようにしてしまう計画らしい。日本の緒戦が行われるノースハーバーでは、特産の牡蠣フェスティバルが行われるとか。

Jkfumi

続いて、日本代表のジョン・カーワンヘッドコーチ、田中史朗選手を招いてのトークショーが行われたのだが、田中選手のキャラクターをJKがいじりまくって、楽しい内容に。司会の方から田中選手に「カーワンさんはどんなヘッドコーチですか?」と質問があると、すかさずJKが「ワールドカップ行きたいですか?」と一言。田中選手は、「素晴らしいコーチです。こんなにいい監督はもう現れないと思います」と過剰に賞賛して爆笑を誘っていた。最後にJKは、「日本ラグビーはトップリーグの発足もあって年々強くなっています。私は全部勝ちたいと思っている。大切なことは、(一次リーグの)4試合すべてにいい内容の試合をすることで、世界に一目置かれる存在になることです」と語り、「もしオールブラックスに勝てれば、ラグビー界から完全に引退してもいいと思っているくらいだ」と決意を語った。

Boad

トークセッションの後には、港区在住で、みなとラグビースクール所属の小学生達が登場して、それぞれが思いを綴った作文を読み上げ、写真のようなプレゼントを贈呈した。「優勝を目指して頑張ってください。私はラグビーが大好きです。一人でも多くの人にラグビーの楽しさを知ってもらえたら嬉しいです」、「来年はスピードのあるドキドキするラグビーを見せてください」などなど可愛らしいスピーチにJKの田中選手も表情を崩しっぱなしだった。

ちなみに、チケットはすでにチームパック、会場パックなどパックチケットが発売を終了し、50万枚以上が売れているようだ。明日9月10日から10月8日まで試合別チケットの販売も開始される(準決勝、決勝を除く)。なお、日本からの観戦ツアーについては、大会の公式指定旅行社のジェイワールドトラベルが、すでに仮登録を受け付けている。

  • Line