ラグビー愛好日記

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

最近のエントリー

カテゴリー

アーカイブ

2010/05

S M T W T F S
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

このブログについて

プロフィール写真【村上晃一】
1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。
ラグビーの現役時代のポジションは、CTB(センター)、FB(フルバック)。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。
87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は98年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。著書に「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)、「ハルのゆく道」(道友社)、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」(あかね書房)などがある。

試合レポート 2010年05月08日

日本対アラビアンガルフ戦結果

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
  • Line

5月8日、アジア五カ国対抗の日本代表対アラビアンガルフ代表戦が秩父宮ラグビー場で行われ、60-5で日本代表が勝利した。日本は勝ち点「5」と4トライ以上のボーナス点「1」の6点を獲得。計12点とし、三連覇へひた走っている。快晴のなか、お客さんは5,328人。試合前には急逝した元日本代表の渡邉泰憲さんへの黙祷が捧げられ、日本代表選手達は左腕に喪章をつけて試合に臨んだ。

「きょうは、ちょっとミス多いね」と日本語で語り始めたジョン・カーワンヘッドコーチの言葉通り、勝つには勝ったが応援するファンのみなさんを安心させられる内容ではなかった。先週の韓国戦から先発9名のメンバー交代をし、経験の浅い選手が多かったとはいえ、ラインアウトのコンビネーションが合わず、相手のプレッシャーを受けていない中でのスローフォワードなどミスが多発、前半に関しては韓国戦よりむしろ内容は悪いほどだった。

後半は、いいテンポで攻めるシーンもあり、初キャップのCTB金澤、SH和田がトライをあげるなど格段に動きが良くなったが、反則、ミスはなくならず、スッキリしない試合展開だった。ただし、先発出場のCTB金澤、途中出場のSH和田、SO山中の初キャップ組に関しては、及第点の動きはしたように見える。特に金澤は、タックルも堅実で、素速いロングパスで先制トライを演出したり、後半10分に持ち前の加速力で防御を振り切って代表初トライと気を吐いた。「リコーでプレーするときより、リラックスしてできた気がします。海外の大きな選手とプレーするのは楽しい。思い切ってぶつかっていけますから」(金澤)。2試合目のWTB長友も、緊張感たっぷりだった韓国戦に比べて伸び伸びプレーし、好タックルで客席を沸かせるなどバネの効いたランニングを披露した。

「きょうは、スタートを良くするのがテーマだったが、それは達成できなかった。もっとスピーディーなゲームがしたかった。ラックからの早いボール出しができたときは、いいトライがとれており、方向性は間違っていない。フロントロー(FW第一列)や和田、山中といった若い選手が活躍してくれたことも収穫です」と、カーワンヘッドコーチは不満の内容ながら収穫に目を向けた。北川選手が相手にパンチをしたとしてシンビンになった件については、「北川がパンチを受けたのであり(映像にて確認した模様)、レフリーの間違いだったと思います」と話していた。

菊谷キャプテンは「相手がブレイクダウンで倒れ込んでボールを殺していても、それをスイープしていかなくてはいけなかった。きょうは、お客さんもフラストレーションがたまる試合だったと思うので、来週のカザフスタン戦は、さらにいいプレーを見せたいです」と次週を見据えた。

一方、ペルシャ湾岸諸国に世界各地から仕事で駐在している選手が軸のアラビアンガルフは、2年前の114-6の完敗から大幅にスコアを詰めた。コックスヒル主将は、「2年前よりジャパンも向上しているのに、スコアを半分にすることができた。我々もレベルアップできたということ。選手はよくやったと思う」とコメント。世界同時不況で本国に帰っていく選手が多い中、かえって結束が強まったそうだ。完全アマチュアチームで、個人練習が支えだという状況で立派だと思う。

なお、日本の試合のあと、香港で行われた香港代表対カザフスタン代表の試合は、香港が勝利。勝ち点を「12」として日本と並んだ。香港は、残すところ日本戦のみ。日本はあと2試合を残すが、15日のカザフスタンに4トライ以上を獲得して勝利しても勝ち点「18」となるため、この時点では優勝は決まらないことになる。いずれにしても、22日の香港代表戦が優勝決定戦であり、2011年ワールドカップ・アジア代表をかけての戦いになる。

◆5月8日の試合結果
日本代表○60-5●アラビアンガルフ代表(前半26-0)
香港代表○19-15●カザフスタン代表(前半14-6)

追記◎先日、博多に行った際、ろばた焼き「磯貝」天神店に行った。店長の松尾さんは、佐賀工業、法政大学と進んだラグビーマンだ。刺身、超おいしかった。行列ができる人気店です。

Isogai

  • Line