ラグビー愛好日記

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

最近のエントリー

カテゴリー

アーカイブ

2009/03

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

このブログについて

プロフィール写真【村上晃一】
1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。
ラグビーの現役時代のポジションは、CTB(センター)、FB(フルバック)。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。
87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は98年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。著書に「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)、「ハルのゆく道」(道友社)、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」(あかね書房)などがある。

日記 2009年03月08日

オールスター戦結果

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
  • Line

Foeall2

日曜日は近鉄花園ラグビー場に行ってきた。もちろん、トップリーグオールスターチャリティマッチのためである。試合前の各チームの選手たちによるガレージセールは大盛況。下の写真は、試合前の挨拶をする大畑大介選手(キャプテン会議代表)と大阪府の橋下徹知事。今回の収益の一部は、大阪府みどりの基金に寄付される予定とあって、知事は、芝生に自らダイブしてみせ、「ほら、芝生の上なら痛くない。このお金は大阪の小、中学校のグラウンドを芝生化するために使われます。子供達には勉強もしっかりして、逞しく育ってほしい」という趣旨のコメントをしていた。

Forall1

僕は、JSPORTSの放送と、会場にも流れるピッチレポーターを務めたのだが、こんなによく動いたレポートは初めてだった。ラグビーでは珍しい試みとして試合中にも選手のコメントを拾うことになっていたのだが、どう考えても話を聞けるのはトライの直後。トライした側のベンチにいる選手に話を聞いたのだが、トライのたびに両ベンチを行ったり来たり。両チーム合わせて22トライである。まるで、シャトルランのように走り回った。

印象に残ったのは、WESTのWTB四宮洋平選手がしみじみと言った「やっぱり、ラグビーって面白いですね」と、後半途中退場直後の伊藤剛臣選手の「疲れましたわ〜」かな。代えられたくなかったみたいで、不満そうだった。

JSPORTSの解説を務めた大畑大介選手が言っていたのだが、「少しリラックスしてプレーすると、普段出来ないプレーができたりする」から、質の高いプレーが続出した。僕がピッチレベルで見ていても、何度も大幅ゲインしたEASTのLO大野選手、前半だけで3トライのWTB小野澤選手は目立ちまくっていた。

試合後は、アフターマッチファンクションで、各チームからレアな商品が出て、チャリティオークション。最高値をつけたのは、元木由記雄選手が、当日着用したジャージーを額縁に入れ、サインも入った一品。7万5千円で落札された。この収益はすべて寄付される。選手たちは、この日は、ひたすらファンサービスに努めていた。EASTの冨岡、廣瀬、大野、小野澤、北川の各選手らが最後までグラウンドに残ってサインに応じていた。

このイベントは、来季以降も継続される予定だが、今季は準備期間が短かったこともあり、来季は、スケジュールを早めに決めてさらにファンのみなさんに喜んでもらえるものを目指してほしいなぁ。観客数は、5,271名。収益金の一部は、日本せきずい基金、大阪府みどりの基金に寄付される。

◎オールスターチャリティマッチ結果
FOR ALL EAST ○87-55● FOR ALL WEST(前半52-19)

追記◎先日、神戸製鋼の後藤翔太選手の首の怪我についてご心配のコメントがありましたが、首の手術はしたのですが、深刻なものではなく、来季のトップリーグ出場に向けて頑張っているようです。ご心配なく。

  • Line