ラグビー愛好日記

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

最近のエントリー

カテゴリー

アーカイブ

2008/10

S M T W T F S
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

このブログについて

プロフィール写真【村上晃一】
1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。
ラグビーの現役時代のポジションは、CTB(センター)、FB(フルバック)。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。
87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は98年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。著書に「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)、「ハルのゆく道」(道友社)、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」(あかね書房)などがある。

試合レポート 2008年10月25日

TL6節・ラーカム・お知らせ

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
  • Line

土曜日は秩父宮ラグビー場にいた。第1試合は、トップリイーストのリコーブラックラムズ対サントリーフーズの一戦。前半はサントリーフーズもディフェンスで粘って対抗したが、徐々にリコーの攻撃力に飲み込まれてしまった。

Lar1

ベンチスタートの背番号22、元オーストラリア代表SOスティーブン・ラーカムは、後半頭から登場し、柔らかなパスさばきでトライを生み出したり、高いハイパントで敵陣深く攻め入ったりと、さすがのプレーぶり。ラーカムを見に来ていた人も多いようで、リコーのベンチ側の最前列はラーカムが動くたびに、なんとなくざわめいていた。最終スコアは、70-12でリコーの勝利。

Lar

第2試合は、トップリーグの東芝ブレイブルーパス対日本IBMビッグブルーの戦い。前節、九州電力に快勝して上り調子のIBMがどこまで戦えるか注目していたのだが、前半20分までに東芝が3連続トライ。IBMも何度か連続攻撃を仕掛けたが、ターンオーバーから東芝が切り返してスコアを重ねた。それでもIBMはSOハーカスを軸に反撃し、俊足WTB勝俣の独走トライなどで前半に21-12の9点差まで迫った。

後半の立ち上がりは、東芝のイージーミスが続き、IBMの流れになるかと思われたが、東芝は慌てず、FLベイツ、後半出場のCTBオトらが強い突進を繰り返し、防御を縦に崩してから展開する東芝らしい攻撃でペースを握った。16分には、この日マンオブザマッチに選出されたHO湯原が突き放すトライ。その後も、WTBロアマヌ、FB立川らが次々にトライラインを駆け抜けた。SOデイビッド・ヒルは、3トライ、9ゴールの35得点をあげ、得点ランキングで独走状態である。

WTBのポジションからチームを的確にリードした廣瀬キャプテンは、「近鉄戦と同じような展開でした。しかし、苦しい中で点を取り返したところは、チームがレベルアップしたと思います。前半はラインアウトからモールを作ってしまってリズムが出なかったが、後半は、FWが沸いてくるようなサポートでテンポアップしようとしました」と一定の評価。瀬川監督は、これからの約1か月の休止期間について問われ、「細かいミスが多いので、もう一度一貫性をもって試合に臨めるよう一つ一つのプレーの精度を高めたいです」とコメントした。そして、廣瀬キャプテン。報道陣から三洋電機ワイルドナイツのことを問われ、「いまの時点では三洋のほうが上、なんとか食らいついて、どうやって越えるか。そこにターゲットを絞ってやっていきたい」と語った。

IBMの髙忠伸キャプテンは、「自分自身のプレーも含めて、すべてにおいてガッカリしています。何をやってもかみ合わず、見に来てくださったお客さんに申し訳ないです」と笑顔なく語った。粘り強く攻め続けて東芝を苦しめている時間帯もあっただけに、後半、緊張の糸が切れてしまったかのように崩れたのはもったいなかった。

◎トップリーグ第6節結果(25日)
三洋電機ワイルドナイツ○44-8●近鉄ライナーズ(前半13-3)
日本IBMビッグブルー●19-68○東芝ブレイブルーパス(前半12-21)
神戸製鋼コベルコスティーラーズ○27-17●クボタスピアーズ(前半19-7)

◎お知らせ
愛好日記トークライブ・第15弾の詳細が決定しました。第15回目のゲストは、日本が世界に誇るNO8箕内拓郎選手(NECグリーンロケッツ)です。2003年、2007年のワールドカップで日本代表キャプテンを務め、中心選手として世界と戦ってきた箕内選手が、世界と戦う実感、キャプテンの役割、直近のアメリカ戦の感想など織り交ぜて語ります。席に限りがありますので、定員になり次第、締め切りとなります。
◆日時 11月24日(祝・月) 
午後5時開演(4時半開場)〜7時 
◆場所『文鳥舎』三鷹市下連雀3-32-3 グリーンパルコB1
Tel:0422-79-3777  Fax:0422-79-3777
[email protected]
http://www12.plala.or.jp/bunchousha/
◆入場料 2,000円 定員約50名
◆懇親会 3,000円 定員約30名(終演後、1時間半程度立食パーティー)
※ご予約開始は、10月29日(水)午後3時より。メール、FAX、電話で。HPで座席の確認ができます。

  • Line