ラグビー愛好日記

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このブログについて

プロフィール写真【村上晃一】
1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。
ラグビーの現役時代のポジションは、CTB(センター)、FB(フルバック)。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。
87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は98年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。著書に「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)、「ハルのゆく道」(道友社)、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」(あかね書房)などがある。

日記 2008年08月13日

大畑&小野澤

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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13日の水曜日は、大畑大介選手(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)と小野澤宏時選手(サントリーサンゴリアス)の対談の進行役をした。8月28日発売の、Weeklyぴあに掲載されるものだ。日本代表の名WTBであり、トライゲッターの2人に、トライへの想いや、今季のトップリーグの展望など聞いたのだが、取材前、そういえば、この2人が揃ってインタビューに答えるのって珍しいのでは?と思って尋ねたら、「初めて」なのだそうだ。

Zawadaisuke

大畑選手が日本代表入りしたのは1996年から。小野澤選手が2001年からだが、それ以降は、2人でたくさんの国際試合を戦っているのに。貴重な取材ができて僕も嬉しくなってきた。そして、印象的だったのは、小野澤選手が終始ニコニコと大畑選手の話を聞いていたことだ。大畑選手がアキレス腱断裂で日本代表を離れて以降、小野澤選手はときおり、「大介さん、早く帰ってきてくれないかなぁ」と話していた。ほんとうに大畑選手のことを慕っているのだと実感した。で、ときどき大畑選手がいいことを言うと、「ねっ、こういこと言ってくれるでしょう。だから僕は楽なんです」。弟みたいな感じなのかな。

大畑選手は、すでに本格的に練習を開始している。両足のアキレス腱を切って果たして本当に復活できるのか心配になるが、「前に復帰した人がいるから僕にもできるとか、前にはいないから僕にも無理だとか、そんなことは関係ないと思うんです」と、あくまで大畑大介が復活できるかどうかの問題だと話していた。そして、現状を、「去年の今頃よりいいですよ」と表現。順調にいけば、2人のトップリーグでの直接対決は、2009年1月3日になる。

その前に、11月のアメリカ戦で2人のWTBコンビを見たい気もする。「そのためにはトップリーグで活躍しないといけないですね」と大畑選手。日本代表復帰への意欲も十分だ。「ザワと一緒にプレーするとやりやすいんですよ。お互いに性格もよく知っているし、ザワだったら、これは行くだろうとか、分かるからお互いにカバーもできるんですよね」。トップリーグ開幕、そしてアメリカ戦の楽しみがひとつ増えた気がする。

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