ラグビー愛好日記

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

最近のエントリー

カテゴリー

アーカイブ

2007/12

S M T W T F S
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

このブログについて

プロフィール写真【村上晃一】
1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。
ラグビーの現役時代のポジションは、CTB(センター)、FB(フルバック)。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。
87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は98年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。著書に「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)、「ハルのゆく道」(道友社)、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」(あかね書房)などがある。

日記 2007年12月30日

花園2回戦

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
  • Line

301

全国高校大会は、シード校が登場する30日が、例年一番の賑わいを見せる。きょうの花園は快晴ということもあって、チームの関係者やファンのみなさんであふれていた。午後1時過ぎから行われた大西将太郎選手の握手会は、並ぶ人と見物の人でこんな状態になっていた。

Hands

僕は第3グラウンドの第2試合で仙台育英対長崎北陽台戦の解説だったのだが、Bシードの仙台育英に対して、長崎北陽台が完璧な試合をした。風下の前半は低いタックルで粘り、後半は風上を利して陣地をうまく進めながら、ボールをキープ。仙台は、前半にリードを許したことで後半浮き足だってしまっていた。力を出し切れず。

続いて第3グラウンドで行われた東海大仰星対尾道の試合は、王者・仰星が前半はボールを動かして見事なトライを奪ったのだが、後半は尾道が得意のモールを軸に完全に主導権を握っていた。14-12の僅差で尾道が前年王者を振り切る金星をあげた。

解説の藤島大さんが本日のベストゲームにあげたのは、國學院久我山対四日市農芸の試合。ひたむきにタックルしてはボールをつなぐ農芸が終盤まで5-5の同点で粘ったが、最後は久我山が突き放した。両チームの健闘に観客席からも大きな拍手が送られていたという。

この他、Aシードの伏見工業、桐蔭学園、東福岡らが順当に勝ち進んでいる。詳細はコチラ。1日に行われる3回戦の組み合わせが決まったわけだが、大阪工大高対流経大柏の真っ向勝負対決や、大分舞鶴対長崎北陽台の九州対決など、興味深い対戦が続く。

Kunda

こちらは、JSPORTSの控え室の様子。元東芝ブレイブルーパス監督の薫田さんと砂村さんに、小林深緑郎さんと大西将太郎選手。

Rokuro

日本代表では、「将緑郎」と呼ばれるラグビー通の大西選手と「博士」の貴重なツーショットである。大西選手は、「高校生も全体にディフェンスが良くなっているし、キックの飛距離も僕らの頃より伸びていますよね」とレベルアップぶりを感じていたようだ。ちなみに、握手会では「トップ4残ってくださいね」など、ファンのみなさんから声をかけられたらしい。「神戸製鋼との試合が大事になります」と言っていた。

追記◎29日、高校大会が休みだったので、京都の友人がやっているラーメン屋に行った。「いいちょラーメン」は、京都の植物園に近く、バス停「府立大学前」のところにある(京都市左京区下鴨東半木町)。京都のラーメン屋さんのインターネットランキングで1位になったこともある。開店まもない朝11時に行ったのに店は満員。食べ終えて出てきたら行列ができていた。高校時代、同じラグビー部で試合のたびにトライをしていた俊足ウイングの「いいちょ」は、京都の大企業で働いていたのだが、思うところあって独立した。頑張ってる友人を見ると嬉しくなる。31日は午後3時くらいまで。年明けは6日からかな。木曜定休。機会があれば行ってみてください。小さなお店ではあるけれど、少年みたいな店主が美味しいラーメンを出してくれます。

291207_1112

  • Line