ラグビー愛好日記

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このブログについて

プロフィール写真【村上晃一】
1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。
ラグビーの現役時代のポジションは、CTB(センター)、FB(フルバック)。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。
87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は98年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。著書に「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)、「ハルのゆく道」(道友社)、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」(あかね書房)などがある。

日記 2005年07月08日

栄華は儚い

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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7月5日の日記に「ムクゲ」という夏の花のことを書いた。先日あるご縁で知り合った方からメールをいただいた。ムクゲが、大韓民国の国花であることを触れなかったことを悔いた。メールにはこうあった。
【あの強靱な生命力にちなんで、韓国の人はムクゲを国花にしたのだろうと、これは何となく納得がいきます。ムクゲは、一般には「木槿」ですが、「無窮花」とも書くのだとか。ただあれは、ひと花、ひと花はまことにはかなくて、朝早く開花して、もう夕方にはしぼんでしまいますね。「槿花一朝の夢(きんかいっちょうのゆめ)」という言葉を、ある夏、私の家に泊まっていった家内の伯母が、庭の大きなムクゲを見ながらいかにも感じ入ったようにつぶやいていました】
花はいろんなことを表現しているんだなぁ。栄華は儚い…か。

さて、ライオンズのNZ遠征はいよいよ最終戦だ。オールブラッスのSOはマカリスターになった。マコウは怪我でソーイアロがFLに入るようだ。ライオンズのほうも第2テストから5名のメンバー変更。ウィルキンソン、ヘンソン、ロビンソンといったところが外れて、FBはアイルランドのジョーダン・マーフィー、SOはウエールズのスティーブ・ジョンソンになった。僕は、FBとしてはロビンソンよりマーフィーのほうが上手いと思っているので楽しみだ。

現地の様子だが、ラグマガの森本さんによると、街はアルコールの臭いが漂うほど盛り上がっているようだ(?)。以下のようなトピックスも送ってくれた。

【NZヘラルド紙の1面にはなんとジョー・フレイザーの写真が。全盛期のモハメド・アリやジョージ・フォアマンのライバルだった、伝説的なボクサーです。なんと彼は「ライオンズを盛り上げる試合」のためにNZにやって来ました。今日はオークランドの北、ノースショアでボクシングがあり、エリック・ラッシュ(元NZ7人制代表)やフランク・バンス(NZ代表CTB最多キャップホルダー)、フラノ・ボティカ(元NZ代表SO)、マトゥア・パーキンソン(元サニックス)らがボクシングの試合をするために集まったのです。フレイザーもそのひとり。一応、南北対決のようです(バンスの相手は元ウエールズ代表のリチャード・ウエブスター)。このメールを書いている時点では、フレイザーはまだ登場してませんが収益は何らかの基金になるとか。TVを見た限りでは「お遊び」。いくらライオンズで盛り上がっても「そこまでするか?」という感じ。良くも悪くも、ライオンズは「お祭り」のようです】

いろんなことやってるなぁ。これって、いかにNZでラグビーがメジャーかってことでもあるけどね。

◎LAST SHOW 観ました。
作・演出=長塚圭史。主演の風間杜夫さんが見たくて行ったのだが、永作博美、北村有起哉、古田新太といった出演者の皆さん、みんな良かった。たぶん人によってかなり好き嫌いあると思うけど、僕の観劇経験の中で、最もいろんな種類の感情がわいた芝居だった。ほのぼのしていたら頭を殴られたり、笑っていたら刃物で刺されたりするような感じだ。その逆もある。怖かったし、気持ち悪かったし、泣けたし、笑うこともできた。長塚圭史、30歳か。才能がグツグツ音を立ててる感じだね。

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