関西大学ラグビーAリーグは、9月18日開幕

9月12日、東大阪市花園ラグビー場にて、2022年度ムロオ関西大学ラグビーAリーグの開幕前記者会見が行われ、参加チームのキャプテン（代行も含む）が顔をそろえた。冒頭、関西ラグビー協会の中尾晃・大学委員長からリーグ概要の説明があった。今年の関西大学Ａリーグは例年通り8チームが参加し、9月18日～12月3日にかけて行われる。今年は全試合有観客、有料。

順位は勝ち点制で決められ、ボーナス点に変更がある。昨年は4トライすれば勝ち負けに関係なくボーナス点「1」が獲得できたが、今季からは3トライ差以上の勝利にボーナス点「1」が入る。7点差以内の負けに対するボーナス点は昨季通り。リーグワンと同じ勝ち点制だ。開幕節と最終節は花園ラグビー場で8チームが集うが、第2節の同志社大対関西大が初めて関西圏以外の静岡エコパスタジアムで行われる。実はラグビー界の区分けとしては、静岡は関西ラグビー協会の管轄になる。各県協会から試合を開催してほしいという依頼があり、静岡での初開催が決まった。

関西大学Aリーグの全国大学選手権出場枠は3チーム。全チームが選手権出場を目指しており、熾烈な順位争いが繰り広げられる。昨季の関西王者である京産大の福西隼杜キャプテン（家村健太と共同キャプテン）は、「セットプレーで崩し、FW・BK一体でタフなラグビーをします。目標は関西制覇、日本一です」ときっぱり。LOアサエリ・ラウシほか昨年のメンバーが多く残り、今年も優勝候補筆頭だ。昨年2位の近大は主力が多く抜けたため「全員がレベルアップすることを意識しています」と中村健志キャプテン。

3位の天理大は、照井悠一郎キャプテンが「一昨年の日本一メンバーがほとんどいなくなったので、チャレンジャーという気持ちが強いです」と、天理らしい走り勝つラグビーで勝負したいと語った。サントリーサンゴリアスで活躍した宮本啓希監督体制一年目の同大は、アタック型のラグビーに磨きをかける。「首脳陣が変わって春は受け身になっていた」と梁本旺義キャプテン。その後、選手と首脳陣がよく話すようになってチーム力は上向きだという。3つの枠を巡る順位争いは激しくなりそうだ。

楽しみな開幕節は、9月18日、花園ラグビー場で4試合が行われる。

◎第1グラウンド

摂南大　対　近大　12:30

関西学大　対　京産大　15:00

◎第2グラウンド

同大　対　立命大　12:15

関大　対　天理大　14:45