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ラグビー コラム 2021年2月19日

トップリーグ2021、いよいよ開幕

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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トップリーグ2021、いよいよ明日開幕である。ほぼ1年ぶり。開幕が延期になってからは、ほぼ家にいたこともあって、なんだかソワソワしている。新加入の外国人選手が特に注目度が高いのだが、キックオフ48時間前に発表になった開幕節8試合の登録メンバーを見ると、ほぼ注目選手が出そろっている。

写真は、昨年12月に発売されたラグビーマガジン2月号の別冊付録のトップリーグ写真名鑑だが、表紙のメインになっている4人もNTTドコモのマカゾレ・マピンピ以外は先発メンバーに名を連ねた。20162017年の世界最優秀選手、ボーデン・バレット(ニュージーランド代表84キャップ)はサントリーサンゴリアスの10番で先発し、日本代表CTB中村亮土、オーストラリア代表CTBサム・ケレビとフロントスリーを形成する。試合は、221日、相模原市のギオンスタジアムで行われるが、対戦相手の三菱重工相模原ダイナボアーズのSOコリン・スレイドも元ニュージーランド代表SOだ。このオールブラックス対決は面白い。ルーキーでは、サントリーの中野将伍がWTBでトップリーグデビュー。SH齋藤直人も流大の控えでメンバー入り。

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスのスコットランド代表SHグレイグ・レイドローは、20日、江東区夢の島競技場に登場。対するHondaHEATには、南アフリカ代表39キャップのLOフランコ・モスタートがいる。神戸製鋼コベルコスティーラーズは、ニュージーランド代表84キャップのベン・スミスが14番で先発。20日、東大阪市花園ラグビー場でNECグリーンロケッツと対戦する。NECには、イングランド代表21キャップのSOアレックス・グッドが先発だ。

今季加入の注目外国人選手の一人、オールブラックスのハカをリードするTJ・ペレナラ(ニュージーランド代表69キャップ)は、NTTドコモレッドハリケーンズの9番で先発。対するキヤノンイーグルスの9番は、日本代表の田中史朗だ。21日、町田市の町田GIONスタジアムでの対戦。

パナソニックワイルドナイツは、220日、秩父宮ラグビー場でリコーブラックラムズと対戦。イングランド代表45キャップのLOジョージ・クルーズ、ウェールズ代表29キャップのCTBハドレー・パークスが揃って出てくる。ラストシーズンの福岡堅樹も先発だ。リコーでは、オーストラリ代表15キャップのCTBジョー・トマネがトップリーグ初登場。その突破力に注目したい。同じく新戦力のHO武井日向、CTBメイン平がリザーブ入り。

クボタスピアーズ対宗像サニックスブルースは、中台運動公園陸上競技場で対戦。クボタでは、南アフリカ代表33キャップのHOマルコム・マークスが先発。サニックスはHondaから移籍したレメキ ロマノ ラヴァが14番で、神戸製鋼から移籍のトニシオ・バイフが12番で先発する。トヨタ自動車ヴェルブリッツのFLマイケル・フーパ―(オーストラリア代表105キャップ)はリザーブ席からのスタート。20日、パロマ瑞穂ラグビー場で東芝ブレイブルーパスと戦うが、東芝のリーチ マイケルとの対決も楽しみ。東芝では今季加入のWTBセタ・タマニバル(ニュージーランド代表5キャップ)が14番で先発。爆発的な加速が楽しみだ。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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