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日本ラグビーフットボール協会が、ジャパンラグビーコーチングアワード2018の受賞者を決定し、発表した。この制度はラグビー指導者の資質向上の啓発と、学習意欲の高い指導者コミュニティ創出を目的としている。日本ラグビー全体のコーチングの質を高め、コーチングについて評価する目が養われるという点でも期待される制度だ。
選考基準は、次のようになっている。1=選手個々の資質を開花させ、最大限のパフォーマンスを発揮することで、チームの勝利に貢献した指導者。2=独自のコーチング哲学を掲げ、体現し、結果と共に他の指導者への影響度が高い指導者
※「指導者」とは、ラグビーコーチのみならずストレングス&コンディショニングコーチやアナリスト等の指導に関連するスタッフを含む。
■選考委員会委員/中山光行・技術委員会委員長/中竹竜二・技術委員会副委員長/山神孝志・技術委員会委員、強化副委員長(ユース統括)/野澤武史・技術委員会委員/今田圭太・ 技術委員会委員
■ジャパンラグビーコーチングアワード2018 受賞者
【最優秀賞】 The Coach of the Year
田中澄憲(明治大学)
理由:選手個々とのコミュニケーションを充実させ、優勝するためのマインドセットを選手に植え付けることで、自立 したチームを作り上げ、22年ぶりの全国大学ラグビーフットボール選手権大会優勝を果たした。
受賞コメント「この度は大変栄誉ある賞を賜り、ありがとうございます。改めて大学関係者、応援してくださったファンの 皆さまに感謝申し上げます。この賞は、22年ぶりの大学日本一が皆さまから評価され受賞できたと思っております。何よりも学生の努力と頑張り、それを献身的に支えたスタッフのハードワークが最高の成果として現れた事に喜びを感じております。この賞にふさわしいチームとして、部員全員で更に真価を追求して参ります」
【特別大賞】 The Coach of the Year, Especial Honors
梅田紘一氏(男子セブンズユース日本代表)
理由:選手との対話を重視したコーチングで第3回ユースオリンピック競技大会銅メダルを獲得した。強豪の南ア フリカ代表に2度勝利を収めたことは日本ラグビーにとっての大きな進化であり、誇りとなった。
受賞コメント「このような賞を賜り、大変光栄に思います。ユースオリンピックでの銅メダルは、『未来を、変える』というス ローガンのもと、選手・スタッフがファミリーとなって、勝ち取ることができました。選手たちのこれからの成長 を楽しみに、私も東京2020 オリンピック競技大会へ向けてより一層選手とともに頑張っていきたいと思います」
そのほかの受賞者は日本協会のサイトにて。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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