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9月9日は、池袋サンシャインシティで行われているラグビーワールドカップの展示、体験会の会場で、大畑大介さんとトークイベントだった。大会の見どころなど話したが、多くの買い物客でにぎわう場所でのイベントは認知度を高めるためには有効だし、体型コーナーにも親子連れが列をなしていて、良いイベントだと感じた。
その後は駒沢で行われたリコーブラックラムズ対東芝ブレイブルーパスを取材した。強い日差しが降り注ぎ、風も強いなかので戦いだった。拮抗した展開になったが、風下の東芝が前半9分、SOマイク・ハリスのPGで先制し、12分には、自陣からのキックパスを豊島翔平がキャッチ、ハリス、リチャード・カフイとつないでトライし、10-0とした。リコーも27分、NO8松橋周平のトライで10-7と迫り、SOロビー・ロビンソンのPGで10-10として前半を終了した。
後半に入ると東芝がキックで陣地を進め、9分、WTB宇薄岳央のハイパントキャッチからカフイがトライして、17-10とし、15分にはハリスのPGで、20-10とリードを広げた。21分にリコーがFWラッシュからWTBロトアヘア アマナキ大洋がトライをあげ、20-17とする。その後は両チームにチャンスが訪れたが、ハンドリングエラーが多く、攻め切れないシーンが続いた。最後もリコーのスローフォワードでノーサイドとなった。
敗れたリコーの神鳥裕之監督は「東芝のフィジカルの強さに序盤でリズムに乗れなかった。もう少し細かなミスを減らせれば、もっと上手く戦えた。ディフェンスは前節に比べて成長している」とコメント。濱野キャプテンは、「アタックは難しいことをしすぎていた」とミスの要因を語っていた。
勝った東芝の瀬川智広監督は、「(先週の負けから)、欲を言えば圧勝して再スタートを切りたかった」と、苦しい試合に言葉は弾まなかった。カフイキャプテンも「チャンスをたくさん作りながら、フィニッシュできなかった。ディフェンスも改善しなくてはいけない。大事なところで反則を犯してしまっていた」と反省点を多く口にした。ただし、「チャンスを作れたことは喜ばしいこと。ディフェンスについても、最後にはまとまって防ぐことができた」と最後は前向きに語っていた。
マンオブザマッチは、リチャード・カフイ。また、この試合では、リコーのブロードハースト マイケルが、ジャパンラグビー トップリーグ72人目となるリーグ戦通算100試合出場を達成した。
■トップリーグ第2節、日曜の結果
◇駒沢オリンピック公園陸上競技場
リコーブラックラムズ●17-20◯東芝ブレイブルーパス(前半10-10)
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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