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ラグビー コラム 2018年8月3日

母校ふるさと応援制度でグラウンドを人工芝化

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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2013年に花園の全国高校ラグビーフットボール大会に出場した京都府立桂高校をご記憶だろうか。あのときは、19年ぶりに伏見工業、京都成章という強豪校の牙城を崩し、初出場を成し遂げた学校である。

その桂高校が、土だったグラウンドを全面人工芝化する取り組みを行っている。ラグビー部の杉本監督によれば、「母校ふるさと応援制度」での寄付金を募っているという。目標は、1億円。これが成功すれば他の公立学校も次々とこの制度を利用するのではないか、とのこと。杉本監督としては、「公立学校のグラウンド全面が人工芝となれば素晴らしいと思います。今年いっぱいで目標額を達成し、次の公立学校をサポートしたいと思っています」という。2000円の自己負担で大きな夢が実現するという。

桂高校は広域避難場所に指定されており、阪神淡路大震災のときは高校の校舎、体育館に入れないご家族が、グラウンドのなかのテントや車の中で生活されていた。雨の時は地面がぬかるみ、衛生面で問題になり、晴れの日は砂埃でテントや車の中が砂だらけになったそうだ。災害時にも人工芝はメリットがあるという。寄付の方法など詳細は以下のサイトにて。

◎母校応援ふるさと制度について
https://www.kyoto-be.ne.jp/katsura-hs/cms/index.php?page_id=183

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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