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女子ラグビーワールドカップ2017 アイルランド大会に参加中の女子日本代表(サクラフィフティーン)は、現地時間の817日午後5時より女子オーストラリア代表と対戦、15-29で敗れた。プール戦で3連敗となった女子日本代表は、勝ち点で出場12 チーム中11 位となり、9 位〜12 位順位決定トーナメントに回ることになった。
トーナメント初戦の相手は女子イタリア代表。キックオフ時間は、現地時間8月22日(火)12時(日本時間8 月22 日(火)20 時)となる。
第2戦のアイルランド相手に健闘した日本は、オーストラリアに対しても、粘り強くタックルを繰り返し、攻めても、ターンオーバーからCTB黒木理帆が独走するなど3トライをあげた。後半26分にトライを追加されるまで、15-19と接戦に持ち込んだが、その後、運動量が落ちたこともあって突き放された。
優勝争いも注目。準決勝の対戦カードは次のようになった。ニュージーランド対アメリカ、イングランド対フランス。
■有水 剛志 ヘッドコーチ
「予選の目標としていた8 位以内に入ることができなかったのは私の責任。前半は硬さがあって自分たちのスタイルでプレーすることができなかった。オーストラリア代表に勝てば8 位以内に入れたのに、ブレイクスルーさせることができなかった。明日、明後日でリセットして、次のトーナメント最高位の9 位を目指す」
■齊藤 聖奈 キャプテン
「覚悟を決めて臨んだ試合だったが、勝てなかったのが今の私たちの実力。それを真摯に受け止めて、次のトーナメントでは勝ち続けて9 位になる。接点のところでブレイクされてゲインされたので、もう一度タックルラインの攻防を見直し、1 対1 のタックルを一人ひとりが責任を持ってできるように修正したい」
■津久井 萌 選手
「悔しい。ゲームの入りが悪くて、相手に最初のトライを許してしまった。タックルが甘くゲインされて、流れが相手
にいってしまった。オーストラリアのフィジカルは強いと分かっていたが、想像していた以上だった。勝ちたい気持ち
が強すぎて、その気持ちが焦りに繋がり、サクラフィフティーンの流れに持ち込めなかった」
■黒木 理帆 選手
「絶対に勝つという気持ちで挑んだ試合だったが、負けてしまって悔しい。相手が近場での攻撃を繰り返してきた
ため、受け身に回り、相手のトライに繋がってしまった。全員でボールを繋ぎ、私がトライできたことは素直に嬉し
い。次戦に向けてはボールキャリアのボディコントロールを修正したい」
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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