人気ランキング
コラム一覧
7月8日、ニュージーランドのオークランドで行われた、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとオールブラックスの第3戦は、死闘の末、15-15の引き分け。3戦して1勝1敗1分けでシリーズを終えた。試合前のハカの気迫からして、オールブラックスが勝つのかと思ったが、ライオンズは一戦ごとに力を上げているように見えた。
このチームであと2年間過ごしたら、2019年のラグビーワールドカップで優勝できそうだが、チームは解散。再び結成されるのは、4年後の2021年、この待ち時間があるからこそ、ライオンズの魅力は倍増する。ニュージーランドツアーは12年後だ。そのとき、今回のメンバーで残っているのは誰なのか。そのときは、現地で見られたら、いいなぁ。
その日の深夜、日本時間9日、2:30、南アフリカ共和国のケープタウンで、サンウルブズはストーマーズと対戦。15-52で敗れた。サンウルブズは前節の大敗から見違えるような動きを見せた。序盤から前に出る激しいタックルを連発し、スクラムでは、山本幸輝、日野剛志、浅原拓真のFW第一列が一枚岩になって対抗。前半を10-19と、9点差で折り返す健闘だった。しかし、後半はキックを追いかけるチェイスラインの乱れをストーマーズFBディリン・レイズに突破され、俊足バックスリーに走り回られて失点を重ねた。サンウルブズも、切れ味あるランを披露した松島幸太朗らが何度もディフェンスを突破してチャンスを作ったが、決定力不足もあり、スコアは伸びなかった。
今季、残る試合は7月15日、秩父宮ラグビー場でのブルーズ戦のみ。現状でのベストメンバーを組み、応援を続けるファンの皆さんを感動させるような試合を見せてもらいたい。
◎ヴィリー・ブリッツゲームキャプテン
先週も今週も、とてもレベルの高い試合でした。ストーマーズはボール争奪の場面でも強かったですし、驚くべきランナーが揃うバックスリーにボールを回そうという意図も見られました。非常にエキサイティングなラグビーを披露しました。自分たちのパフォーマンスも良くなってきましたが、ディフェンスは完璧ではありませんでした。ミスタックルで相手にチャンスを与えるような場面もあり、課題は残ります。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
【限定】ラグビーワールドカップ2027 オーストラリア大会 プール組分け抽選会
12月3日 午後6:00〜
-
【先行】ジャパンラグビー リーグワン2025-26 プレシーズンマッチ 埼玉ワイルドナイツ vs. 東京サンゴリアス
11月29日 午後12:50〜
-
ラグビー 関東大学対抗戦2025 帝京大学 vs. 慶應義塾大学
11月30日 午後12:50〜
-
【限定】ジャパンラグビー リーグワン2025-26 メディアカンファレンス
12月2日 午後1:55〜
-
ラグビー 関西大学リーグ2025 京都産業大学 vs. 天理大学
11月30日 午後1:50〜
-
【先行】ジャパンラグビー リーグワン2025-26 プレシーズンマッチ トヨタヴェルブリッツ vs. コベルコ神戸スティーラーズ
11月29日 午後12:50〜
-
【限定】ラグビー 関東大学リーグ戦2025 関東学院大学 vs. 日本大学
11月29日 午後1:50〜
-
【限定】ラグビー 関西大学リーグ2025 関西大学 vs. 摂南大学 / 立命館大学 vs. 同志社大学
11月30日 午前11:35〜
J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!
