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サンウルブズは、3月11日(日本時間12日)、南アフリカのブルームフォンテインでスーパーラグビー2017ラウンド3、対チーターズ戦に臨み、健闘したものの、31-38と1トライ、1ゴール差で敗れた。この日のサンウルブズは、キック主体の戦法を封印し、ボールをキープして攻め続けた。LOリアキ・モリが何度もボールを前に進める突進を見せ、WTB福岡堅樹は2トライ。最後まであきらめずに攻め続けたが届かなかった。それでも、7点差以内の負けに与えられるボーナス点を獲得。リアキ・モリは、マン・オブ・ザ・マッチを受賞した。
◎フィロ・ティアティアヘッドコーチ
今日の試合では、とても多くのチャンスを掴み、いいトライもありました。また、アタックでもディフェンスでも、私たちのゲームプランどおりに進められた時間帯も多かったです。試合には負けてしまいましたが、チームが毎週成長していることを証明できたと思います。選手たちのことを誇りに思います。今日、3人のFW(最前列)の選手がスーパーラグビーでのデビューを果たしましたが、それぞれが持てるもの全てを出してくれました。日本ラグビーの将来が明るいものであることを示すことができたと思います。
◎エドワード・カークキャプテン/FL
私たちは毎週、学んで成長しているチームです。ハリケーンズ戦では大敗しましたが、その後のキングズ戦、そして今日のチーターズ戦と、チームとして大きく前進できているのを感じています。またチーム全員がこの遠征を楽しんでいます。
◎庭井祐輔/HO
悔しい気持ちしかありません。スクラムでいけるという感覚を持てていながら、自分たちのミスで浮かされてしまった部分があり、悔やんでも悔やみきれない気持ちです。前半、受けてしまったが、その後、修正していけたのはチームとしては大きい収穫だったと思います。スクラムもどうすれば押されないかがゲームの中で分かったので、いい経験になりました。
◎福岡堅樹/WTB
(1本目は)チームプレーで取れたトライ。2本目は、もともとのサインプレーではなかったが、スペースが見えたので、しっかりそこに呼んで反応してもらえて、綺麗に繋がって取れたトライなので、嬉しかったです。勝ち切らないといけないゲームでしたが、そう簡単には勝たせてもらえないのがスーパーラグビーのレベルの高さだと思います。そこでしっかり勝てるチームになりたいです。また、ミスの部分、トライを取った後のディフェンスの部分、自陣からの脱出の部分、突き詰めなければいけない細かいところがまだまだあります。相手のミスに助けられた部分もあったと思います。BKが簡単にファーストフェイズでゲインされるようなシーンも多々ありましたが、自分たちがやりたいゲームを作るためには、まずはディフェンスをしっかり突き詰めていくことが大切だと感じました。
◆試合結果
チーターズ○38-31●サンウルブズ(前半20-17)
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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