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若き日本代表選手達の情報を2つ。
フィジーで行われている「ワールドラグビーパシフィック・チャレンジ2016」に参加しているジュニア・ジャパンは、3月21日、最終戦でトンガA代表と対戦し、30-44(前半14-26)で敗れた。ジュニア・ジャパンは4位で大会を終了。
中竹竜二ヘッドコーチ
「今日のトンガAは、ブレイクダウンやタックルのプレッシャーも激しく、そのプレッシャーに対して我々も特に前半はよく対応できていた。前半はゲームプランも非常にうまくいき、ボールのポゼッションや敵陣でのゲーム展開については高く評価している。しかしアイランダーらしい激しいボールキャリアーやハンドオフ、オフロードで簡単にトライをとられてしまうシーンが増え、失点を重ねてしまった。アタックに関しては、トンガに対して正面から勝負を挑み、FWのプレーでは対抗できたがボールを動かすプレーでは意識が足りなかった。課題も残ったが、非常にいい成果もあった。FWの密集でのプレーや、エリアの取り方、カウンターアタックはこれから活かしていける強み。U20の選手については、これから国内合宿があり、6月の大会(ワールドラグビーU20チャンピオンシップ)に向けて更なるレベルアップを図りたい」
金正奎キャプテン
「今日のテーマは試合の入りを大事にするということを選手で掲げて、うまくできたが、それを80分間続けることができなかった。この遠征を通じて、フィジカル面や試合の入りの大切さをしっかりと学ぶことができたのは大きな成果であり、大きな課題でもある。U20の選手だけでなく、オーバーエイジの選手も同じ方向を向いてハードワークができたというのはよい経験。U20の選手はこれから6月の大会があるし、オーバーエイジの選手も自分たちの目標に向かって進んでいきたいと思っている。この経験を日本に持ち帰り、いい練習をして、それぞれの道で頑張っていきたい。応援ありがとうございました」
スコットランド遠征中の2015年度高校日本代表は、3月20日、第2戦でU19スコットランド代表と対戦し、、14-22(前半0-10)で敗れた。
樋口猛監督
「キックオフ直後から相手ペースで試合が進んだが、高校代表も前に出るディフェンスで対抗し、徐々にこちらのペースになった。しかしゴール前のチャンスを活かせず、ノースコアのまま前半が終わった。後半は一進一退で、一時は1点差まで詰めたものの勝利することはできなかった。選手たちの頑張りは素晴らしく、1戦目よりも成長していることは明らか。次の3戦目で更に成長し、最終戦の勝利に向けて、前進したい」
眞野泰地キャプテン
「最高の準備をし、万全の状態で試合に臨むことができた。アタックにおいてもディフェンスにおいても、自分たちのラグビーを徹底でき良い内容の試合になったが、勝ちきることができなかったのがとても悔しい。どんなに良い試合をしても負けは負け。スコットランドに勝つことが自分たちのゴールなので、今日の試合で出た反省を活かし、次は必ず勝つ」
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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