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2月27日、秩父宮ラグビー場でサンウルブズがスーパーラグビーにデビュー。南アフリカのライオンズに13-26で敗れたが、選手達の健闘に、約2万人の観衆で埋まった観客席は大いに盛り上がった。マッチレポートは別のサイトやラグビーマガジンなどでも書くので感想だけ。短い準備期間の中では悪くない試合だった気がする。スクラムも最初は圧力を受けたが、組むごとに修正されていった。この日一番の盛り上がりは、堀江翔太キャプテンのトライだった。「僕はスーパーラグビーではなかなかトライがとれなかった。きょうのトライは、チームでゲインして、チームで動いた中で目の前にボールを置いただけです。ラッキーでした」。
もう一つ、最高に盛り上がったのは、後半7分あたりのスクラム。ゴールラインを背負ったピンチで、ライオンズがPKから2度スクラムを選択。ここで、押し返してボールを取り戻した場面は感動したファンの皆さんも多かっただろう。一歩間違えれば大敗の流れになるかもしれなかった大事な局面。ここから試合も観客席もヒートアップした気がする。
この日の観客席にはサンウルブズを心から応援する雰囲気があった。それは、参加が危ぶまれたチームによくぞ参加してくれたという選手達への感謝もあっただろう。堀江キャプテンは言っていた。「(満員の)スタンドは助かりました。まさにホームという感じで、ライオンズはプレッシャーがかかったと思います。ぜひ、この後の試合も後押ししてもらえたらと思います」。選手達も声援に応えて奮闘した。課題は多いが、大きくゲインされた中で何度も戻ったディフェンス、ピンチに繰り出した激しいタックルは、絶対に勝負は捨てないという強い気持ちが表れていた。
来週が休みになるのも、サンウルブズには幸いかもしれない。3月12日、シンガポールのチーターズ戦に向け、組織プレーの精度を高めたい。
■試合結果
サンウルブズ●13-26○ライオンズ(前半6-12)
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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