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ラグビー コラム 2015年10月13日

13日朝、イングランドで日本代表を想う

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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大会のアイドルだった日本代表が去り、ラグビーワールドカップは決勝トーナメントに入る。僕は決勝戦までこちらに残り、トゥイッケナムで行われる準々決勝2試合、準決勝2試合、決勝をJSPORTSで解説することになっている。

日本代表対アメリカ代表戦翌日、グロスターで日本代表の会見があった。エディー・ジョーンズヘッドコーチの手腕はもちろん素晴らしいが、今回の日本代表は選手たちが自立し、それぞれが自分の強みをどう出すか、世界と戦うにはどうプレーすべきかよく考えながら戦ったことを再確認した。スーパーラグビーで一流選手のプレーを肌で感じた田中史朗、堀江翔太、リーチ マイケル、そして立川理道、稲垣啓太、山田章仁、松島幸太朗、ツイ ヘンドリックらスーパーラグビーにチャレンジした彼らの存在なくして3勝はなかっただろう。

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写真は、アメリカ戦のウォーミングアップからドレッシングルームに戻る選手達。この結束を見ているだけでチームの絆を感じることができた。スクラムの強化も大きかった。写真は、ダルマゾコーチと畠山健介選手の別れのシーン。しっかり抱き合ったあと笑顔で別れた。

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13日朝、滞在先のホテルで日本代表の帰国会見を見ることができた。この会見の様子は、JSPORTSがオンデマンドで生中継していた。英国のスタッフの配慮で特別な回線で見せてもらえた。みんな、いいこと言っていた。「もっともっといい男になれるような人生を歩んでいきたい」。そんな旨のコメントをした廣瀬俊朗選手。エディージャパンの初代キャプテンの存在なくして、このチームは語れない。畠山健介選手の「ルールなんて全部わかる必要はありません。このメンバーも全部わかっていませんから」というコメントは、こちらでも大笑いになった。みんなの笑顔を見ているだけで嬉しくなる。

アメリカ戦の翌日に書いたレポート、準々決勝のみどころを以下の2つのサイトに書いているので、ぜひご一読を。

◎RWC2015ストーリー(RWC2019組織委員会)
http://2019-all-for-japan-team.jp/memories/?p=780
◎準々決勝の見どころ(JSPORTS WEB)
https://www.jsports.co.jp/press/article/N2015101316501903.html

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アメリカ戦の翌日会見のあと、JSPORTSのスタッフとともにロンドンへ向かった。ウェストミンスター寺院近くにオープンしている「ジャパンパビリオン」にも行ってきた。規模は小さいけど、日本文化が簡潔に紹介され、トライの写真を撮り(写真は遊びに来ていたお子さんのトライをサポートするお父さん)、書道体験、けん玉体験などもできる。写真は、書道体験するJSPORTSの「イケメン過ぎるプロデューサー大野さん」。もちろん、書いたのは、「ジェイスポーツ」と、「五郎丸」。たぶん、壁に貼ってくれると思うので、ロンドンに行く機会があったら見に行ってください。

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ロンドンの街は、ワールドカップで盛り上がっているとは言えないが、こんなタクシーに出会うこともある。そういえば、ロンドンのRWCオフィシャルショップでは、イングランド代表のお土産用Tシャツなどが半額になっていた。ちなみに、日本代表ジャージーは品切れ状態。

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◎ジャパンパビリオン(RWC2019組織委員会)
https://www.facebook.com/japanpavilion

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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