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ラグビー コラム 2015年9月21日

日本代表対スコットランド代表メンバー

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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9月21日、午後1時(現地時間)、イングランドのブライトンで日本代表の対スコットランド戦メンバー発表記者会見が行われた。南アフリカ戦の勝利で俄然注目を集めることになった記者会見には、海外のメディアも多数駆けつけた。記者会見場のヒルトンホテルには、こんなメッセージも。

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エディー・ジョーンズヘッドコーチは、「スコットランド戦は、もっとも重要なゲームです」と話し、中3日の対戦については、「3年前から予行演習をしてきました。日本人は忍耐強く、我慢強い。いい試合ができると思います」と続けた。「世界を一度だけ驚かせるために、ここに来たわけではない。決勝トーナメントに進出すること、今大会で最も印象的なチームになることが目標です。いい方向に進んでいます」

スコットランド代表に対しては、どんなチームも前半にリードされると苦しんでいるというデータから、立ち上がりを重視したメンバーを組んだ。SO小野は股関節に軽い怪我があって欠場。代わって立川がSOに入り、インサイドCTBは田村優。両WTBは、2年前のスコットランド戦で2トライをあげている福岡堅樹を先発させ、松島幸太朗を右WTBで起用する。「堅樹はスピードでディフェンスをかわしてくれるでしょう。松島は南アフリカ戦で素晴らしいパフォーマンスを見せた。さらに良くなっていくと思います」(ジョーンズHC)。また、ベテランの大野は休ませ、アイブス ジャスティンがLOに入る。

スコットランドは、スクラム、モールで圧力をかけ、ハイパント攻撃などで日本を崩しにかかる。まずは、ここにしっかり対処したい。また、ラインアウトで相手ボールを奪うのが非常に上手いチームなので、ここでも上背では劣る日本代表がどう対抗するかが重要になる。前半で僅差勝負に持ち込めれば日本のフィットネスの高さが生きてくるだろう。南アフリカ戦同様、低いタックルで刺さり続けることは勝利への最低条件である。

スコットランドのメンバーでは、攻守の軸になるLOジョニー・グレイ、パワフルなNO8デイヴィッド・デントン、SHグレイグ・レイドローはキーマンとしてマークしたい。WTB、FBはスピードがあり、ボールを持たせると怖い選手達だ。

会見が終わると、日本代表は歴史を刻んだブライトンを後にした。

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◎日本代表(対スコットランド戦)メンバー
1稲垣啓太、2堀江翔太、3山下裕史、4トンプソン ルーク、5アイブス ジャスティン、6リーチ マイケル(キャプテン)、7マイケル・ブロードハースト、8アマナキ・レレイ・マフィ、9田中史朗、10立川理道、11福岡堅樹、12田村優、13マレ・サウ、14松島幸太朗、15五郎丸歩/16木津武士、17三上正貴、18畠山健介、19真壁伸弥、20伊藤鐘史、21ツイ ヘンドリック、22日和佐篤、23カーン・ヘスケス


◎スコットランド代表メンバー
1アラスデア・ディキンソン、2ロス・フォード、3ウィレム・ネル、4グラント・ギルクリスト、5ジョニー・グレイ、6ライアン・ウィルソン、7ジョン・ハーディー、8デイヴィッド・デントン、9グレイグ・レイドロー(キャプテン)、10フィン・ラッセル、11ショーン・ラモント、12マット・スコット、13マーク・ベネット、14トミー・シーモア、15スチュアート・ホッグ/16フレーザー・ブラウン、17ライアン・グラント、18ジョン・ウェルシュ、19リッチー・グレイ、20ジョシュ・ストラウス、21ヘンリー・ピアゴス、22ピーター・ホーン、23ショーン・マイトランド

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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