人気ランキング
コラム一覧
7月25日は『ラグビーマガジン9月号』の発売日だった。今月は、同日に別冊盛夏号『ラグビークリニック』、そして、29日発売のベースボール・マガジン社「分冊百科シリーズ12 甦る日本スポーツ「栄光の記録」6 ラグビー「戦後70年史」』。つまり、ラグマガ編集部は同時に3冊作っていたわけだ。そりゃ、編集長、徹夜続きになるよね。

ラグビーマガジン9月号は、日本代表特集。リーチ マイケル主将のロングインタビューで始まり、稲垣啓太、ツイ ヘンドリック、松島幸太郎、山田章仁のスーパーラグビー組がさまざまに語っている。
リーチのインタビューは札幌山の手高校に入った頃から、スーパーラグビー参戦まで多岐にわたる。自分が日本代表のキャプテンになることには迷いがあったという。「いちばんは、自分が日本人じゃないということ」。しかし、堀江翔太らチームメイトの後押しもあってキャプテンに。外国人選手についてはこう語っている。「みんな必死に頑張ってる。正直、ジャパンじゃなくてもいいんですよ、みんな。トップリーグでお給料もらえて、3か月休める。でも、みんな家族と過ごす時間を犠牲にして、日本代表を強くしたいという思いでやっている。日本代表を強くしたくない人はいない」。彼の切なる思いはぜひ誌面にて。

ラグビークリニックの特集は、「我が道を探せ」。エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチの「白熱教室」は、7月4日、5日に開催された講習会「アンサンブル・ラグビー」を詳しく紹介している。コーチングのポイント=『試合のように練習する』。「速いプレーのためのトレーニング=試合のスピード以上での練習を」、「思考ではなく、学習された本能でプレーできるよう練習する」などなど。
コーチへのメッセージ。「あなたが選手にベストを目指せとアドバイスするように、あなた自身もまた、ベストのコーチになろうという目標を据えて、日々ベストを尽くすべきです」
『私のコーチ哲学』は、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスのロブ・ペニーヘッドコーチ。「選手がプレーを続ける理由はラグビーを愛しているからです。ここについては今も昔も変わりません。ただ、いまの若い世代については、他のスポーツや娯楽の情報も多く流れており選択肢は広い。だから我々のようにラグビーを続けてきた者は、彼らが楽しみながら内面を成長させる機会を意図的につくっていかなくてはいけないのです」

『戦後70周史』については、発売前だが、「金字塔」、「レジェンド」など、僕もいくつか書かせていただいた。ぜひ、ご一読ください。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
ラグビー 全国大学選手権 25/26 3回戦-1 東洋大学 vs. 帝京大学 / 3回戦-2 早稲田大学 vs. 関東学院大学
12月14日 午前11:20〜
-
ラグビー 全国大学選手権 25/26 3回戦-3 関西学院大学 vs. 福岡工業大学 / 3回戦-4 京都産業大学 vs. 慶應義塾大学
12月14日 午前11:20〜
-
【限定】ラグビー 関東大学リーグ戦2025 入替戦 大東文化大学 vs. 専修大学
12月13日 午前11:20〜
-
ジャパンラグビー リーグワン2025-26 D1 第1節-4 コベルコ神戸スティーラーズ vs. クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
12月13日 午後4:50〜
-
ジャパンラグビー リーグワン2025-26 D1 第1節-6 東芝ブレイブルーパス東京 vs. 埼玉ワイルドナイツ
12月14日 午後2:45〜
-
ジャパンラグビー リーグワン2025-26 D1 第1節-1 ブラックラムズ東京 vs. 東京サンゴリアス
12月13日 午後12:50〜
-
ジャパンラグビー リーグワン2025-26 D1 第1節-3 トヨタヴェルブリッツ vs. 三重ホンダヒート
12月13日 午後2:20〜
-
ジャパンラグビー リーグワン2025-26 D1 第1節-5 横浜キヤノンイーグルス vs. 静岡ブルーレヴズ
12月14日 午後2:20〜
J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!
