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6月18日発売のNumber880号(文藝春秋)の表紙は錦織圭選手。もちろん、特集はテニス。ただし、ラグビーの記事もあり。隔号連載 ラグビー日本代表の約束(6)福岡堅樹×藤田慶和「ふたり、大歓声の舞台へ」。宮崎での合宿中に取材し、僕が書かせてもらったのだが、ある意味、対照的な人生を歩んだ2人がいま同じ目標に向かって共に戦っているのは面白い。写真家の渞(みなもと)忠之さんの写真もとてもカッコイイ。ぜひご覧ください。
ラグビーワールドカップ(RWC)2019の応援サイトの、RWCの思い出インタビューが次々に更新されている。最新のものは、サントリーの佐々木隆道、青木佑輔両選手が語っている。佐々木選手は、2007年のRWC初戦のオーストラリア代表戦で日本代表のキャプテンを務めた。その体感を率直に語っている。青木選手は、2007年大会に登録メンバー外のバックアップメンバーとして参加した。その悲哀。そして2011年大会のオールブラックス戦のエピソードまで。2人ともラグビーの魅力も語ってくれている。
http://2019-all-for-japan-team.jp/memories/
もう一つご紹介したいのが、いま読んでいる「行くぞ!ロシナンテス」(川原尚行著、山川出版社)。このブログでも何度もご紹介している川原尚行医師の最新刊である。実は、JSPORTSのラグビー解説でもお馴染みの野澤武史さんの編集だ。スーダンでの医療活動、東北での支援活動、いつも川原さんの活動には頭が下がる思いだが、この本を読んでその苦労を垣間見ることができ、感銘を受けると同時に刺激を受けた。
印象に残る言葉がたくさんある。こんな言葉もあった。「失敗をしましょう! 失敗に自ら挑み続けることで、人はバランスを失うことなく、健康を保っていられるのかも知れないのです。だから失敗してもくよくよせず、おびえて縮こまらず、さらに失敗を重ねましょう。それが、生きるということなのです」。多くの人にお勧めしたい本だ。

追記◎ラグビー専門WEBマガジン「RUGBY JAPAN 365」にコラムを書かせてもらいました。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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