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12月7日は、1972年以来の早明戦開催となった秩父宮ラグビー場にいた。写真の通り、キックオフの1時間ほど前から、正面入り口は人の波ができていた。観衆は、満員札止めの、21,602人。昨年まで国立競技場で開催されていたのだから、当然の前売り券完売だった。
試合はキックオフ直後は早稲田にミスが目立って明治が攻勢に出る。SO田村煕のPGで先制すると、5分、1年生CTB梶村祐介がハンドオフで2人のタックラーを弾き飛ばして抜けだし、自らインゴールに蹴ったパントを押さえてトライ。10-0とする。しかし、前半のなかばからは早稲田のリアクションが良くなり、CTB小倉順平のPG、トライで逆転し、38分には、小倉の突破からWTB荻野岳志がトライして、18-10と逆転した。早稲田はSO横山陽介、FB藤田慶和が入ったことで攻撃オプションが増え、藤田のカウンターアタックからのトライなど多彩な攻撃を披露した。
しかし、勝因はやはりスクラムだろう。後半は明治が相手陣に入って攻め続ける場面があったのだが、23-17と明治が6点差に迫り、ゴール前のPKでスクラムを選択した後半25分、そのスクラムを押し返してピンチを脱した。終盤は明治の運動量が落ち、早稲田に突き放された。
「明治は今季、一番ダメな試合でした。マインドも含めてそうなってしまったのは私の責任です」と丹羽政彦監督。勝木来幸キャプテンは「ファンの皆さんに申し訳ない。絶対勝とうと臨んだのですが、相手のやりたいラグビーをさせてしまいました」と肩を落とした。
勝った早稲田の後藤禎和監督は、次のようにコメント。「スクラムで押し負けないこと、明治のキーマンを走らせないことを念頭に戦いましたが、最初は梶村選手に走られてしまいました。前半のなかばからは、いい流れになったと思います」。選手権に向けては、「もっと、賢さを持ってプレーしてほしい」と、自ら苦しいシーンを作った場面を振り返って課題も口にしていた。
この日行われた対抗戦3試合の結果は以下の通り。この結果、大学選手権のプール分けが確定した。
■関東大学対抗戦A最終節結果
明治大学●24-37○早稲田大学(前半10-18)
筑波大学○55-0青山学院大学(前半22-0)
明治学院大学●24-27○立教大学(前半7-13)
■大学選手権セカンドステージ・プール分け
プールA=帝京大学、法政大学、天理大学、朝日大学
プールB=流通経済大学、京都産業大学、慶應義塾大学、中央大学
プールC=関西学院大学、大東文化大学、明治大学、筑波大学
プールD=早稲田大学、東海大学、同志社大学、立命館大学
■トップリーグ・セカンドステージ第2節、日曜の結果
長野・長野運動公園総合運動場陸上競技場
NECグリーンロケッツ○34-17●サニックスブルース(前半13-10)
滋賀・皇子山総合運動公園陸上競技場
NTTドコモレッドハリケーンズ○41-5●コカ・コーラレッドスパークス(前半27-5)
愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場
クボタスピアーズ○17-6●豊田自動織機シャトルズ(前半7-6)
トヨタ自動車ヴェルブリッツ○37-15●NTTコミュニケーションズシャイニングアークス(前半20-7)
大阪・近鉄花園ラグビー場
近鉄ライナーズ●8-34○リコーブラックラムズ(前半3-20)
神戸製鋼コベルコスティーラーズ○20-10●サントリーサンゴリアス(前半6-3)
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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