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ブラジル・サンパウロで行われた「第6回世界学生選手権」第3日に出場した男女のセブンズ学生日本代表は、8月10日に大会を終了。プレート準決勝で中華台北に45-5で勝利し、決勝に進出。24-5でナミビアを下し、プレート1位(全体の5位)で大会を終えた。また、女子は、プレート3/4位決定戦では、モロッコの辞退により不戦勝となり、プレート準決勝でベルギーに、5-10)で敗れ、プレート3位(全体7位)で大会を終了した。
◎男子セブンズ学生代表
ヘッドコーチ 瀬川 智広
「今大会は上位に行けるチャンスがあり、優勝を目指していた中で、フランスやイギリスにあと一歩で勝利を手にすることができなかったのは、非常に残念。セブンズの経験の少ない若い選手で構成したメンバーで臨んだので、今回の経験は大きい。今後につながる大会になった」
キャプテン 高森 一輝
「大学生が中心の若いチームだったが、短い期間でまとまりのあるチームを作ることが出来た。フランスとイギリスに逆転負けしてしまったことは経験の差が出たのだと思う。今回の大会を通して(他国と比べて)感じたことは経験の差。これからもっと経験を重ねて世界との差を埋めていきたい」
◎女子セブンズ日本代表
ヘッドコーチ 吉岡 麻里子
「シンプルに前に出ていくこととサポートをすることをテーマに徹底して言い続けた。プール戦では、課題を残しつつも一戦ごとにチームでやるべきテーマを実践できた。特に開催国ブラジルとのゲームではその成果を出せたと感じている。その後の試合では前に出るディフェンスは出来たものの、ボールを奪い返したあとのアタックで細かなミスが続き、得点に繋げることができなかったことが敗因。短い準備期間でテーマを達成するために、お互いを理解しあおうと選手たちは努力したと思う。小さなミスが勝敗を分けることを痛感した大会だった」
キャプテン 鈴木 実沙紀
「自分たちのやるべきことに対してその達成度の幅があり、その幅が勝敗につながってしまった。予選はよく戦うことができたが、決勝トーナメントで勝ち切れなかったことが、自分たちの弱さが出ていたことを示している。今回の経験を糧に、それぞれ所属チームに戻ってもトレーニングを積み重ねて成長していきたい。各選手が課題を克服し、質の高いトレーニングを続けることで、次の国際大会で活躍できるようになりたい」
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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