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ラグビー コラム 2014年4月28日

大量新入部員&ラグマガ6月号ほか

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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大学の後輩から連絡をもらったのだが、滋賀県大津市の瀬田北中学ラグビー部の新入部員が24人もいたという。地域の小学校の先生や、父兄が小学校からラグビーに興味を持つように努力してきた成果だ。地域には、大津市のスポーツ少年団所属の大津ラグビースクールがある。法政、サントリーで活躍した坂田正彰さん、東芝ブレイブルーパスの仙波智裕選手、筑波大からパナソニックに進んだ内田啓介選手らが所属していた。

このラグビースクールのコーチ陣が、中学でもラグビーを続けてもらえるように親子に話をしているのだそうだ。スクールの卒業生の9割方が中学でラグビー部に入るという。また瀬田東小学校は、授業やクラブ活動にタグラグビーを積極的に取り入れており、昨年度はサントリーカップの滋賀県大会で優勝するなど盛ん。女子児童への普及も積極的で女子のクラブでも練習をしているのだとか。僕の後輩も、その大人たちの奮闘に感銘を受けている。嬉しい話を聞いたので、ご紹介しました。同校のサイともあります。

瀬田北中学ラグビー部
http://2nd.geocities.yahoo.co.jp/gl/nsetarfc2009

Cover_201406

さて、すでに発売になっているラグビーマガジン6月号は、男子セブンズ代表の面々が表紙。香港セブンズの現地レポートもたっぷりある。もちろん、15人制日本代表の合宿レポートや、菊谷崇選手のインタビュー、アジア・パシフィックドラゴンズ戦でも活躍した村田大志選手の紹介記事も。解体心書は、リコーブラックラムズ入りした牧田亘選手。今号は、各カテゴリーの日本代表写真名鑑付き。

Rugbyclinic_37

同時発売のラグビークリニックの特集は「見つめよ基本。」。スクラムマスターのマイク・クロンさんの指導哲学や、早大ラグビーのこだわりと生命線、などなど、興味深い誌面が続く。「賢者たちの金言集。」には、9人の言葉が掲載されている。元オールブラックスの監督であるジョン・ハート氏は次ように言っている。

「ラグビーという競技の本質を理解することが必要です。セレクションやゲームプランの策定において、原理原則を正しく貫かなくてはなりません。コーチは現有戦力で戦うしかないのですから、選手に達成できない理想のゲームプランではなく、選手に適した現実的なゲームプランを考える必要があります。選手に対しては基本技術習得の重要性を強調してください。コーチと選手双方にとって大切なことは、『練習でできないことは試合でもできない』、『すべての練習は試合のためにある』ということです」(抜粋)

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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