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2016年のリオデジャネイロ五輪の7人制ラグビーの代表資格が話題になっている。元神戸製鋼のプレーヤーだったマーク・イーガン氏(国際ラグビーボード大会運営、競技力向上部門長)が、「オリンピック憲章に則る」と話した。ラグビーワールドカップの代表資格は、その国に3年居住という条件を満たせば国籍は問われないが、オリンピック予選と本大会については、代表資格にパスポート保持者という条件をつけるということ。オリンピックだけの特別措置だという。
また、東京セブンズには、イングランド、ウェールズ、スコットランドが参加していた。オリンピックではどういう形で英国代表として出場するのかについて、マーク・イーガン氏は、「どのチームが代表になるのかを決めなければいけない」と話した。つまり、いずれかのチームが英国代表として出場するということになる。現状の実力では、イングランド代表がそのまま出場する可能性が高い。

さて、今月発売のラグビーマガジンは、記念の500号。昭和47年創刊以来、日本と世界のラグビーを報道し続けて42年目での節目となった。今号は過去の表紙を振り返り、それぞれ表紙になった選手のコメントが掲載されるなど、懐かしい企画がある。もちろん、パナソニックワイルドナイツの北川智規選手のインタビューや、サントリーサンゴリアスを離れることになったジョージ・スミスのインタビューなど、旬のネタも多い。ジョージ・スミスの言葉はとてもいい。「昔から言われる言葉があります。いい選手はチームにいい歴史を残していく、と」。
僕がラグビーマガジン編集部にいたのは、1987年4月から1997年2月まで。ちょうど10年いた。僕が編集長をバトンタッチした田村氏が今も続けているのは、すごいな。月刊誌というのは意外に忙しい。全ページに新しい情報を入れようとすればするほど、最後は目が回りそうになる。僕も若いころ、田村氏や森本さんとよく朝まで仕事した。田村編集長、今も徹夜しているもんなぁ。今号はスター選手がラグマガへの想いを語っていて僕にはとても興味深いものだった。解体心書は、堀江恭佑(ヤマハ発動機ジュビロ)、巻末インタビューは、映画「60万回のトライ」の朴思柔監督。僕が書かせてもらった。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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