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2月25日は、ラグビーマガジン4月号の発売日。今号は、開幕したばかりのスーパーラグビー2014の観戦ガイド付き。本誌の表紙はトップリーグMVPのベリック・バーンズ(パナソニックワイルドナイツ)。巻頭のインタビューはパナソニックのキャプテン堀江翔太。決勝戦に勝利後、4時間後には成田空港からオーストラリアに向かったが、その寸暇をぬっての話しは面白い。「バンジー(バーンズ)が、デュプレアのキックチャージでムキになって…」、「相手が疲れていることがわかったので、僕らのやっていることは間違っていない…」、「ホンマは応援団にもありがとう、と伝えたかったし、みんなと飲みたかった…」。レベルズでの活躍を祈ろう。
人物往来は、吉田義人(サムライセブン代表)、吉上耕平(九州電力、引退)、板井良太(関東学院大学ラグビー部新監督)。おお、板井さん、久しぶり。ぱらぱらとページをめくって最後まで行ったら、巻末インタビューに高田馬場ノーサイドクラブの竹内マスターが。おお、内容、かっこいい。
連載では小林深緑郎さんの「トライライン」が興味深い。南アフリカ共和国の大学ラグビーの先進的な取り組み。新しいルールの実験の場になっている。日本もこうありたい。大学ラグビーは選手強化だけではなく、ラグビーをより深く学び、研究する場でもあるはずだ。新しいルールの提案、新しい理論の開発、大いに真似てもらいたい。
「解体心書」は、稲垣啓太。トップリーグ新人賞に輝いた期待のプロップだ。そうそう、トップリーグ年間表彰式のスピーチで、「一生に一度しかもらえない賞なので嬉しいです」と言いながら、緊張して最後に「来年ももらえるように頑張ります」と言ってしまったんだった。いい味出している。稲垣選手には僕も別の取材でインタビューしたのだが、レギュラーシーズンのサントリー戦で、60分の出場でなんと30回以上タックルした。2分に1回タックルしていたのだ。FW第三列以上だ。それなのに、ずっとプロップ一筋。愛着を持っている。面白い。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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