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ラグビー コラム 2014年2月17日

サクラセブンズのアメリカ大会結果

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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先日、NHKアーカイブス/「さようなら国立競技場 刻まれたラグビー名勝負」の収録をしてきた。平尾誠二さんと出演させてもらった。懐かしい映像も出て来るので、ぜひご覧ください。放送予定=3月2日(日)、15:05〜16:15、NHK総合テレビ。

IRB女子セブンズワールドシリーズ第2戦・アメリカ大会「アトランタセブンズ」に出場した女子セブンズ日本代表(サクラセブンズ)の大会第2日(最終日)の試合結果が入った。サクラセブンズは、初日のプールマッチでロシアに敗れたものの、スペイン、ブラジルに勝ってカップトーナメントに進出。8位に終わったが、世界最強のニュージーランドと戦うなど貴重な経験を積んだ。

◇試合結果
■カップ準々決勝 2月16日(日)
日本代表 0-42 ニュージーランド(前半0-21,後半0-21)
■プレート準決勝 2月16日(日)
日本代表 0-24 スペイン(前半0-17,後半0-7)
■7位/8位決定戦 2月16日(日)
日本代表 12-19 イングランド(前半0-19,後半12-0)

◎女子セブンズ日本代表・浅見敬子ヘッドコーチ
「カップトーナメントに初めて日本代表として進むことができました。初戦のニュージーランドは、ラグビーのスキル、スピードともに非常に高いチームでした。我々は、運動量を使って、クイックリサイクルをして、とにかく粘り強くということを選手たちと確認し合い試合に臨みましたが、残念ながらニュージーランドに対して少し上手くやろうとした部分があったと思います。ただ、素晴らしいアタックも数々あり、我々としては点差ほど離れた実力ではないと感じることができた点が、今回のニュージーランド戦での収穫でした。それと同時に、自分たちのラグビーをやらなくては、あれだけ点を取られてしまうという現実を見た試合でした。
スペインは昨日に続く再戦でした。非常にフィジカルが強く、プレッシャーを受けた中、我々としてもいいアタックを継続することはできましたが、やはり接点の部分やサポートの遅れなどで差が出てしまいました。最終戦のイングランドは、運動量は我々のほうが必ずあるということで、まずは走って勝つということと、粘り強く戦うことを意識しましたが、最後の最後で簡単にボールを取られてしまったり、単純なミスで得点機を失ったりしました。ただ、素晴らしいタックルもあり、昔のようなワンサイドで全て一方的にやられてしまうような試合ではなく、最後のトライを決めたことで、イングランドの背中が見えたという実感を得ました。
次のブラジル大会までに、またしっかりチームでレビューをして、必ず今回以上の成績を残せるように頑張ります。皆様の日本からの応援よろしくお願いいたします」

◎女子セブンズ日本代表・中村知春キャプテン
「決勝トーナメントに進むことができましたが、3戦全て落としてしまいました。日本代表は粘り強く我慢強くアタックする、守り続ける、ということを目標に勝っていこうとプランを立てていましたが、粘り強くという面では、走り切れなかったり寄りが遅かったりで、全然アタックするチャンスが無く、最初の2試合はディフェンスばかりの苦しい試合でした。日本らしく粘ったところもありましたが、結果につながりませんでした。
イングランド戦は、前半は粘り切れずボロが出てしまいましたが、後半はしっかり盛り返して、追い上げることができたことは良かったと思います。世界1位のニュージーランドと戦うことができて、世界1位はどういう壁なのかよくわかったので、そこは大きな収穫となり、金メダルの背中が見えました。そこに早く追いつけるよう頑張っていきたいと思います。
昨年のワールドカップ・セブンズでは1勝もできなかった世界の舞台ですが、そこでしっかりベスト8まで勝ち進むことができたのは、ブレイクダウンでの強さや、ボールを奪われることない粘り強さが成長してきたからだと思います。この結果をしっかりブラジル大会でも維持しつつ、目標であるベスト4目指して、しっかり精度を上げて練習していきたいと思います」

ブラジル大会は、2月21日、22日に開催される。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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