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2月2日は、秩父宮ラグビー場でトップリーグ・プレーオフセミファイナルが行われた。この試合は、昨日同様、アフリカ、中東の約70の地域と国でJSPORTSの映像が生中継された。もちろん、フーリー・デュプレア、ジャック・フーリー、アンドリース・ベッカーの母国・南アフリカ共和国でも放送された。
サントリーと神戸製鋼の戦いは、予想に違わぬ僅差勝負になった。立ち上がりは神戸製鋼が先手をとって仕掛けた。前半7分、連続攻撃からSO正面健司がディフェンスラインを突破して先制トライ。その後もスクラム、ラインアウトから波状攻撃を仕掛ける。しかし、追加点が奪えず、18分、今度はサントリーがWTB塚本健太のカウンターアタックからチャンスをつかんでFLジョージ・スミスがトライして同点となる。サントリーはSO小野晃征がトライを追加し、SHフーリー・デュプレアのキックで地域を進め、優位に試合を進めた。神戸製鋼も少ないチャンスをものにして、前半終了間際にLOアンドリース・ベッカーがトライを返し、14-12で前半が終了。
試合後、神戸製鋼の橋本大輝キャプテンは言った。「勝つチャンスはあったのに、そのチャンスを自分達で手放してしまったのかな、と思います」。その言葉通り、神戸製鋼はハンドリングエラーなどミスも多く、地域を返すキックもあまり伸びなかった。それでも、SO正面のグラバーキックをCTBジャック・フーリーが押さえていったんは19-17と逆転。観客席を大いに沸かせた。しかし、サントリーは直後の25分、NO8小澤直輝が4人、5人とタックルをかわしながらトライをあげ、22-19と逆転。35分、神戸製鋼の反撃のときには、ジョージ・スミスが伝家の宝刀「ジャッカル」で反則を誘い、最後の最後、神戸製鋼のインゴールからの攻めもスミスが堅実なタックルで仕留め最後のトライにつなげた。さすがの活躍である。
サントリーの大久保直弥監督は、試合内容にはやや不満な様子だった。「まさにファイナルという試合でした。なぜ勝ったのかよくわかりません。少し運が良かったのだと思います。(決勝戦は)チャレンジャーとしてパナソニックと戦いたい。最高のパフォーマンスを出し切りたいと思います」。アタッキングラグビーを存分に見せるまでに至らなかったのが、気になったようだった。試合を決めたトライをあげた小澤については、「いまチームの中で一番エナジーのある選手。HOとNO8の両立で一番よく練習した選手です」と称えた。
■トップリーグ・プレーオフセミファイナル結果(2月2日)
神戸製鋼コベルコスティーラーズ●19-27○サントリーサンゴリアス(前半12-14)
■ワイルドカード1回戦結果(2月2日)
キヤノンイーグルス●25-41○近鉄ライナーズ(前半15-24)
トヨタ自動車ヴェルブリッツ○32-17●リコーブラックラムズ(前半22-10)
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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