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7人制日本代表は、男女ともに直近のセブンズ大会で優勝し、ワールドシリーズ昇格決定戦への出場権を獲得した。
■男子7人制日本代表
HSBC アジアセブンズシリーズ 2013の最終ラウンド「シンガポールセブンズ」が、11月9日から2日間にわたって行われ、瀬川智広ヘッドコーチ率いる男子7人制日本代表が優勝を果たした。日本は、今季第3ラウンドのインドセブンズこそ2位だったものの、第1ラウンド(マレーシアセブンズ)と第2ラウンド(タイセブンズ)も制し、総合47ポイントでシーズンチャンピオンとなった・
僕はロンドンのヒースロー空港にて、インターネットで決勝戦を見たのだが、前半を5-19とリードされながら、粘りのディフェンスでボールを奪い返すなど、後半はブレイクダウンで優位に立ち、疲れの見える香港をアタックでも翻弄。3トライをあげて、24-19で逆転勝ちした。見事な試合だった。これにより、日本は、来年3月の香港セブンズで行われる「HSBC セブンズワールドシリーズ 2014-2015 コアチーム昇格決定戦」への出場権を獲得した。
◎男子7人制日本代表、ヘッドコーチ・キャプテンコメント
ヘッドコーチ 瀬川智広
「チーム一丸となって戦い、アジアシリーズ(HSBCアジアセブンズシリーズ)の総合チャンピオンのタイトルを勝ち取ったことを嬉しく思う。決勝の香港戦では苦しい時間帯もあったが、まさにその場面で、我々がやってきた前に出るディフェンスと大きくボールを動かすプレーをすることができた。我々が目指しているのはHSBCセブンズワールドシリーズに昇格して世界最高の舞台で戦い、オリンピックでメダルを獲ること。この目標に向かって、今後もしっかりチームを作っていきたい」
キャプテン 坂井克行
「アジアシリーズの総合チャンピオンになるという目標にしてきて、それを達成できて誇りに思う。決勝の香港戦は、戦術や理屈ではなく、日本代表の魂、誇りで勝った試合。また、会場は違ったが、女子も(ARFUアジア女子セブンズシリーズ2013第2戦「インドセブンズ」)で優勝して、男女共に優勝できたことが本当に嬉しい。数多くの現地在住の日本人の方が会場まで来て下さり、たくさん声援を送って下さいました。本当に力になりました。ありがとうございました」
◇試合結果(2日目)
カップトーナメント準々決勝
日本○41-5●マレーシア(前半17-5)
カップトーナメント準決勝
日本○26-0●中国(前半21-0)
カップトーナメント決勝
日本○24-19●香港(前半5-19)
■女子7人制日本代表
11月9日、10日にインド・プネーで開催されたARFUアジア女子セブンズシリーズ2013第2戦「インドセブンズ」に参加した女子7人制日本代表(サクラセブンズ)は、決勝で中国に勝ち優勝を果たした。この結果、同シリーズでの総合優勝も決定。また、日本は同シリーズ総合ランキング上位チームに与えられる「IRB女子セブンズ ワールド シリーズ2014-2015」コアチーム昇格決定戦への出場権を獲得した。
◎サクラセブンズ、ヘッドコーチ・キャプテンコメント
浅見敬子ヘッドコーチ
「優勝できたことについて、まず、応援して下さった皆さんに心から感謝申し上げます。本日は(プールB残り2試合の)アラブ首長国連邦戦、香港戦と、中国との決勝に至るまで厳しい戦いが続いた。優勝したいという選手たちの気持ちが強く、接戦ながらも勝つことができた。まだまだ若いチームだが、今回の優勝が今後練習していく上での糧になる。
次はIRB女子セブンズワールドシリーズが待っているので、ここで満足はできない。スタッフ、選手一同、更なる強化に取り組んでいく。今後とも、皆様からの温かい応援をよろしくお願いいたします。」
中村知春キャプテン
「優勝してアジアナンバー1になるという目標を達成でき、選手一同喜んでいる。本日の3試合はいずれも競った試合で、もっと楽に勝ち切れたのではないかと思う一方、若いチームで接戦をしっかり勝ち切れたところに成長も感じることができた。昨日の反省にあげた『精度』を完全に修正できたわけではなかったが、最後のゴール間際での精度を今日までの間に上げられたことが勝因だと思う。世界のトップになるためには、まだまだ練習が必要。課題もたくさんある。ここで満足せず、さらに上を目指してやっていきたい。日本の皆様や現地在住の日本人の方々の支えがあって、ここまでくることができました。結果でお返しをすることができ、嬉しく思っています。大変有難うございました」
◇試合結果(2日目)
プールB
日本○28 – 5●アラブ首長国連邦(前半14-5)
日本○21 – 17●香港(前半14-12)
決勝
日本○19-14●中国(前半14-7)
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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