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19日は、近鉄花園ラグビー場だった。第1試合のNTTドコモ対トヨタ自動車は、セカンドステージの上位グループ進出に向け、互いに負けられない意地がぶつかりあった。前半、風上に立ったトヨタはキックで陣地を進め、SOマッキンタイアーがPGを狙う手堅い試合運び。36分、モールからFB吉田光治郎がトライを奪って、10-0とリードすると、後半は4トライのボーナス点を狙って攻撃。ここはドコモも粘ったが、最終的には、20-7でトヨタが勝利した。
第2試合は、近鉄対ヤマハ発動機。両者は、過去2シーズン、トップリーグでは近鉄が勝ち、ワイルドカードではヤマハが勝っての2勝2敗。この日も期待に違わぬ好試合になった。前半3分、近鉄がNO8サモのトライで先制。ヤマハもFB五郎丸がトライを返し、7-7。五郎丸と重光がPGを決め合って、10-10。珍しいトライは、前半32分のことだった。重光のキックパスを追ったFB高がインゴール寸前でキャッチに飛び込むと、偶発的に頭に当たってボールはインゴールへ。頭はノックオンにはならないので、そのボールを快足WTB李が押さえて、15-10。
互いにアタック面ではミスもあったがディフェンスでは粘り強かった。互角の攻防が続いたが、コンタクトの接点ではヤマハが前に出て圧力をかけていた。それが勝因のひとつでもあるだろう。後半10分、ヤマハLO大戸のトライは見事だった。右オープンに防御を引っ張っておいて、左にSH池町、SO大田尾の2本のロングパスで決めていた。大戸は6試合連続でフル出場の働き者だ。32分、五郎丸が9点差とするロングPGを決めて勝負あり。「負けるとセカンドステージの上位グループに進めない可能性がある近鉄が、必死に攻めてくるのは分かっていました。その中で崩されずにディフェンスできたのは収穫です」(清宮克幸監督)
その他の会場も含め、19日の試合結果は以下の通り。
■トップリーグ1stステージ第6節記録(10月19日開催分)
NTTコミュニケーションズ○41-19●九州電力(前半14-7)
パナソニック○40-22●東芝(前半10-10)
NTTドコモ●7-20○トヨタ自動車(前半0-10)
近鉄●17-26○ヤマハ発動機(前半17-13)
この結果、セカンドステージ(11月30日〜)でのグループが決定いたチームが出てきた。
▼グループA
パナソニック、ヤマハ発動機
▼グループB
NTTドコモ、豊田自動織機、九州電力
近鉄花園ラグビー場の正面玄関わきの近鉄ライナーズのブースで、こんなボードを発見。顔を出して写真撮ってみてはどうでしょう。

村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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