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土曜日は大阪の長居スタジアムに入っていた。トップリーグ第3節の神戸製鋼対NTTドコモの試合をJSPORTSで解説するためだった。他会場のことも気になっていたのだが、やはり、面白いゲームだったようだ。僕はまだ見ていないので結果だけ記すが、試合経過を数字で見るだけでドキドキした。
長居の第1試合は近鉄対コカ・コーラウエスト戦。ともに初白星を目指しての試合になったが、端的に言い表せば、自陣からでもボールをつなごうとするコカ・コーラウエストがことごとくボールを失い、そのボールを近鉄がスコアに結び付けた勝利だった。コカ・コーラウエストは、築城、江藤の両WTBが何度も抜け出したのだが、近鉄防御は粘り強かったし、トンプソン・ルーク、タウファ統悦の両FLもよくボールに絡んだ。SH金哲元の前半の2トライも効果的だった。
第2試合は、神戸製鋼対NTTドコモと、連勝スタートを切ったチーム同士の対戦だった。立ち上がりこそ、ドコモFBフィルヨーンが先制PGを決めて、ドコモサポーターを沸かせたが、その後、ドコモは得点なし。神戸製鋼は、208㎝のLOアンドリース・ベッカーにボールを集めてラインアウトを制圧。SO森田恭平がスペースに上手くボールを運び、クレイグ・ウイング、ジャック・フーリーの両CTBを軸に防御を翻弄。フーリーは3トライをあげて勝利の立役者となった。ウイングのオフロードパスに走り込んだフーリーのトライはしびれるものだった。
「ここ2戦、勝ってはいましたがFWとBKが連動していませんでした。きょうは森田を中心にうまくスペースにボールが運べた。これが神戸製鋼のラグビーです」(苑田右二ヘッドコーチ)。ゲームキャプテンを務めたFB正面健司は、他会場の結果を知らされると、「どのチームも力が上がっていると思っていますけど、びっくりしますね」と複雑な表情を浮かべていた。
■トップリーグ第3節土曜の結果
NEC○34-33●サントリー(前半21-12)
クボタ●20-22○東芝(前半20-10)
ヤマハ発動機△13-13△パナソニック(前半6-3)
近鉄○34-14●コカ・コーラウエスト(前半15-0)
神戸製鋼○48-3●NTTドコモ(前半24-3)
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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