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7月15日は、ラグビーワールドカップ(RWC)2019アンバサダーの発表記者会見、ラグビーワールドカップ2019ワークショップが開催された。RWC2019組織委員会から発表された6名の「ラグビーワールドカップ2019アンバサダー」は、以下の通り。
元木由記雄、大畑大介、増保輝則、桜庭吉彦、松田努、田沼広之

いずれも日本代表キャップ数の上位に入り、複数のワールドカップに出場している。今年の8月からは、全国47都道府県を順次訪れ、RWC 2019の普及・告知活動を実施する「TEAM 2019 全国キャラバン」をスタートする予定で、その他、各地で行われる普及イベントなどにも可能な限り参加する予定だ。
記者会見では、それぞれが抱負を簡潔にコメント。大畑大介さんは、「大畑大介は、2019年ラグビーワールドカップの宣伝部長に就任します。なぜなら、私はラグビー界NO1のメッセンジャーだからです」と、現役時代さならがらの強気発言で会場を盛り上げ、「皆さんは部員に就任してもらいます。信じてついてきてください」と力強く宣言した。
それぞれがワールドカップの経験を踏まえて成し遂げたいことを語り、田沼さんは、「2019年は日本中に桜を咲かせたい」と、日本代表の桜のジャージで日本中をいっぱいにしたいと意気込みを語った。
報道陣との質疑応答のあとは、抽選で選ばれたラグビーファミリーのみなさんとのワークショップ。アンバサダー一人に対して、8名ずつの班に分かれ、ファンができること、アンバサダーにやってほしいことを話し合った。そして、それぞれのアイディアを発表。「ファンが広告塔になる」、「スタジアムを楽しい場所に」、「応援団結成」などの大枠から細部に至るまでさまざまな意見が出た。「草の根大作戦」と題して、えんぴつを落としたら、「ノックオン」、マイクを離さない人は「ノットリリースザボール」など、すべてラグビー用語で突っ込むなど面白い案も。

最後は懇親会で締めくくられたが、アンバサダーの皆さんも、ファンの皆さんと直接言葉を交わし、前向きなアイディアをもらったことで勇気が出た様子。増保アンバサダーからは、「今度は、二泊三日ぐらいでガチでやりましょう」という超ポジティブなアイディアも。こうしたワークショップを全国的に展開したり、子供達ともやってほしいという要望もあって、2019年の大会成功に向けて、アンバサダー6人も忙しくなりそうだ。
アンバサダーは今後さらに人数を増やす予定で、海外出身の元日本代表選手や他競技の選手なども視野に入っているようだ。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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