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優勝コメントを取材した後、破れた東海大仰星の土井崇監督のところにいくと、「いや、別に肩書がかわるだけで…」という声が聞こえてきた。それ、なんのことですか。「はい、きょうで監督が最後なんです。明日からは湯浅コーチが監督になります」。
え〜っ。次々にやてくる記者のみなさんも驚く、監督勇退発表だった。「3年ほど前から話はありまして、他の部の監督さんも僕と同じくらいの年齢の人は、どんどん交代しているんですよ。二世監督は苦労する人が多いから、いいタイミングを見計らっていました。急に決まったことではありません」。土井監督は、同高の2期生の時代から28年間、監督を務めてきた。「ラグビーだけではなく、いい人間を育てたいと思って指導していたら、全国大会に行けた。すると、日本一が狙いたくなった。日本一になれたら、今度は理論的に抜きんで出るチームにしたくなった。目標はある程度やれたと思います」。監督生活に悔いはない。「まあ、人手も足りないので、私のやることに変わりはありませんが」と今後も現場指導にはあたるという。
土井監督の新しい肩書は確定ではないが、東海大仰星の中学、高校ラグビー部の総監督となる見込み。また、東海大学のテクニカルアドバイザーも、昨年に引き続き務めるようだ。高校ラグビー部の監督は、現在コーチで、初めて全国制覇を成し遂げた(99年度)チームのキャプテンだった湯浅大智さんが就任する。湯浅コーチは、土井監督と二人三脚でチームの指導にあたってきており、土井監督も「苦労はするでしょうけど、いい監督になるでしょう」と全幅の信頼を寄せている。明日からは、湯浅監督が陣頭指揮をとる。
監督として最後の決勝戦に敗れた土井さんは、笑顔ながらも悔しそう。「うまいこと、いかなかったですね。きょうは、一対一で負けた。2人目も封じられた。うちの攻めも、BKに対してBKでいくなど、ミスマッチが作れなかった。でも、分かっているので修正も楽しみですよ」。肩書は変わるが、土井さんのラグビーへの情熱は、少しも衰えていない。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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