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高校日本代表のイタリア・フランス遠征第4戦は、U18フランス代表に17-46(前半0‐18)で敗れた。通算成績は、3勝1敗となり、3月26日に帰国する。
■高校日本代表 イタリア・フランス遠征 第4戦 U18フランス代表戦 試合後コメント
■横田典之監督
「最終戦は、アタックは仕掛ければ通用したが、スクラムやラインアウトなどセットプレーでプレッシャーを受け、思ったようにボールを出すことができなかった。この試合で感じたのは、S&C(ストレングス&コンディショニング)の部分を、選手が所属する各学校、チームでもしっかりやらないとフィジカルで勝る海外チームに通用しなくなるということ。この世代からしっかり取り組んでいく重要性を感じた。今回の高校日本代表は、セレクション合宿、強化合宿の段階から遠征で結果を出すことを目標として強化をしてきた。残念ながら目標である4戦全勝は果たせなかったが、遠征に来てからも朝からS&Cのトレーニングをするなど、選手自身が成長して、本人たちもその成長を実感してくれたと思う。最後に、今回の遠征で訪れたイタリア、そしてフランスの現地日本人の方々、リエゾンの皆さまには大変お世話になりました。その他、当地の協会の関係者の皆さまにもいろいろ助けていただいた。関係者の皆様に、この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました」
■湯本睦キャプテン
「フランス戦は前半の入り、ミスから得点を許してしまい、崩れてしまった。セットプレーではプレッシャーを受け、特にラインアウトの成功率が低かった。高校日本代表は攻撃でボールを継続することがなかなかできず、全体的に後ろに引いてしまっていた。後半は気持ちを切り替えてスタートし、中盤からようやく前に出て仕掛けることができたが、最後は悔しい結果になってしまった。チームは目標へ向け、全員で4戦全勝を目指していた。遠征の初戦が一番大事と考えていて、その初戦に対してしっかり臨むことができた。27人全員で戦うという気持ちを持ち、現地でもレギュラー争いをすることができた。しかし最終戦で勝利できなかったのは、最後の最後に一つになりきれなかったということ。ただ、この遠征では全員でラグビーを楽しむことができた。目標の全勝には届かなかったが、3勝1敗と勝ち越すことはできた。このチームにいる2年、1年生のメンバーにこの気持ちを託して、彼らにはまた来年以降も頑張って欲しいと思う。遠征中には、坂田団長、野上副団長から『世界』を意識する多くの話をしてもらい、とても参考になった。また、現地で応援してくださった日本人の皆さん、関係者のみなさん、スタッフ、全員にお礼を申し上げます。ありがとうございました」
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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