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ラグビー コラム 2012年6月1日

バーバリアンズのこと他

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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2012年も6月に入った。5月はほとんど東京にいたのだが、今月もそういう感じになりそう。しかし、ほんとに月日のたつのがどんどん早くなる。深緑郎さんは、1週間が若いころの1日くらいに感じるそうだ。時の流れの早さはどんどん加速する。2015年のワールドカップ(イングランド大会)なんて、あっという間に来るなぁ。

コメントでもご質問のあった英国バーバリアンズクラブのサマーツアーの件、今回は前日本代表ヘッドコーチのジョン・カーワンが率いている。バーバリアンズは、グラウンドを持たない特殊なクラブチームで、その歴史は、1890年から始まっている。プレーヤーは試合のたびに集められるのが慣例。攻撃的な質の高いラグビーをするのが伝統だ。今回も世界中から豪華なメンバーが集められた。

今回の日程・結果は以下の通り。
5月27日 ●26-57○イングランド戦(Twickenham)
5月29日 ○29-28●アイルランド戦(Kingsholm, Gloucester)
6月2日 ウェールズ戦(Millennium Stadium

初戦のイングランド戦は、英国内のプレミアシップの決勝だったため、イングランド代表は出場できない選手もいたのだが快勝。バーバリアンズも4トライを返した。バーバリアンズはジャージはそろえるが、ストッキングは各所属クラブのものをはく。イングランド戦は日本のトップリーグでプレーするミルズ・ムリアイナも出場して2トライ。NTTドコモレッドハリケーンズの赤のストッキングでトゥイッケナムのインゴールを駆け抜けた。

2試合目はアイルランドに逆転勝ち。元イングランド代表のティンダル、バルショーらがトライをあげ、アルゼンチン代表のコンテポーミが決勝PGを決めている。アイルランド代表は、ハイネケンカップで優勝したレンスターの選手は休養のため出場しなかった。

今週末は、スーパー15のWeek15が行われる。ニュージーランドのクルセイダーズ対ハイランダーズ戦、南アフリカ・カンファレンスの首位攻防戦・ブルズ対ストーマーズ戦など見逃せないカードが並んでいる。ブルーズ対チーフスでは、マア・ノヌーとソニー・ビル・ウィリアムズが対決。これも見てみたいマッチアップ。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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