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土曜日の夜は、高田馬場HUBで、ノーサイドプロジェクト2011夏 ワールドカップ直前パーティーだった。ゲストは、サントリーサンゴリアスから、青木佑輔選手、日和佐篤選手、東芝ブレイブルーパスから大野均選手、湯原祐希選手、マイケル・リーチ選手という予定されていた5名に加えて、パナソニックワイルドナイツの田中史朗選手。当日夜に、日本テレビのニュース番組に出演するとのことで、その前に来てくれた。定員100名いっぱいのお客さんを前に、トークあり、ゲームあり、クイズ大会ありで、らぐびーどっぷりの楽しい時間を過ごした。

今回は、お客さんと選手が直にふれあえる時間を多くとったのだが、日本ラグビーフットボール協会、ニュージーランンド政府観光局や資生堂からの協賛品もあって、プレゼントもいっぱい。クイズタイムでは、ジョン・カーワンヘッドコーチのテストマッチのトライ数は?という問いに、小学5年生の少年が正解したり、先日のギネスに挑戦したスクラムの人数を記憶して答えてくれる人がいたりで、答えの度に大きな拍手が起きた。
盛り上がったのは、サントリー・パナソニックチームと、東芝チームに分かれての「ぴったり合わせましょう!」。それぞれが出されたお題について、スケッチブックで解答し、日本代表がひとつになっているところを証明する企画。まずは、日本代表で一番持てるのは?というお題に、両チームが「平」と書いた。そして、チーム一のきれい好きは?「小野澤」と息もぴたり。酒豪は?には、大野選手が「俺」と書いて、これも合った。JKを漢字一文字で表すとしたらは、東芝が「激」。サントリー・パナソニックは、「嵐」。そして、最後に、ワールドカップでは何勝する?に、両チームが「全勝」と書いて、会場の盛り上がりはピークに。お客さんからの、さまざまな質問に選手が答えるコーナーもあり、田中選手が「まずはフランスに勝ちたい」と語って盛り上がった。
心から日本代表を応援する空気にひたれて幸せな時間だった。イベントの様子を撮影した写真は、近くノーサイドプロジェクトのホームページでも紹介される予定。感心したのは、いったんお客さんの拍手で送り出された選手が、出口で待ってお客さんを送り出してくれたこと。試合後の交歓風景みたいだった。

こんなヘビーなファンも。「侍 大野均」と記された応援旗。そして、ニュージーランドで応援するファンの方が持参した日の丸には、ゲストやお客さんがサインをして、はやくもワールドカップモード全開。この日の丸は31日のラグビーマガジンのトークイベントにも持って行かれるようだ。

終了後は、運営スタッフ全員で「ノーサイドクラブ」に行って反省会。このお店は、以前は早稲田通り沿いにあったのが、今は神田川沿いに場所を移して営業されている。ラグビーを愛する竹内マスターが迎えてくれた。ありがとうございました。ノーサイドプロジェクトについては、今後も継続して、ノーサイドという言葉とラグビーを広める活動を続けていきたい。国内シーズン中にまたイベントができたらいいなと思う。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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