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ラグビー コラム 2011年8月24日

神鋼帰化選手&激闘史

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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24日の朝、京都テレビの「ぽじポジたまご」という情報番組に出たら、出演直後、友人からメールが複数着た。「見たで」。やっぱり京都、見てる人多い。10分ほど、ラグビーワールドカップについて、楽しくしゃべらせてもらった。9月10日の日本代表対フランス代表戦を見てもらえるようにアピール。自分の本(岩波ジュニア新書より、9月17日発売予定)の宣伝もできた。う〜ん、こういうとき、京都弁でいくか、標準語か迷う。標準語で行ったつもり。帰りは、ふらっと歩いて帰宅。卒業した高校近くの喫茶店(高校時代はなんとなく入りにくかった)に立ち寄ってみた。ちょっと古いけど、鴨川見渡せていい感じ。高校時代、このあたりで映画の撮影があって、キャンディーズのランちゃんがこの喫茶店に入ったということで見に行ったことがあった。懐かしい。

神戸製鋼コベルコスティーラーズからは、所属選手の日本国籍取得のお知らせが。ネーサン・アンダーソン選手と、パスカ・マパカイトロ選手である。アンダーソン・ネーサン、マパカイトロ・パスカが日本名となる。アンダーソン選手は仙台育英高校から日本に来ているし、マパカイトロ選手も立正大から日本に来ていて、2人とも約10年日本に住んでいる。これで2人は、10月から始まるトップリーグに外国人枠にとらわれるに出場できることになった。

24

水曜日は、「日本ラグビー激闘史」の発売でもあった。今号は、1976年〜78年(昭和51、52年度)である。表紙は、釜石、初の日本一。この表紙写真、すごく貴重なものだ。向かって右から、津波で無くなったFL佐野正文さん、日本代表のスーパースターだったSO松尾雄治さん、CTB森重隆さん、そして、佐野さんと双子の兄弟でもあるWTB細川直文さん。釜石の連覇を支えた人たちだ。

ヒーローは藤原優さん。日川高校時代に、日本代表合宿に呼ばれた才能あふれるWTBだった。名門伝説は目黒高校、梅木監督時代は、「泣く子も黙る」と言われた猛練習で、全国大会で優勝5回、準優勝5回。「才能よりも、最後は努力した者が勝つ」が信念だった。天才・松尾雄治さんも目黒高校を卒業している。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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