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京都の紅葉、そろそろ来てます。

16日、男子7人制日本代表が、中国の広州へ出発した。現在行われているアジア競技会の7人制ラグビーの部は、21日〜23日に行われる。女子は、19日の出発。朗報を待ちたい。
日本聴覚障害者ラグビー連盟広報の柴谷晋さんからメールをもらった。高校ラグビーの大分県予選準決勝で、大分雄城台(おぎのだい)高校が勝って決勝に進出したとの報告である。この高校のラグビー部キャプテンは、デフラグビーの期待の星である大塚貴之君なのだ。試合では、大塚君も鋭いステップでトライを奪ったという。
最後は19-19の同点から雄城台のスタンドオフがラストワンプレーでドロップゴールを決めるという劇的勝利だったようだ。決勝戦は、11月21日(日)。相手は大分舞鶴高校。難聴で音がほとんど聞こえない大塚君は、日常生活では相手の唇の動きで言葉を読みとり、ラグビーでは手を使ったサインで仲間と意思疎通を図っているという。花園出場の夢を叶えるための決勝戦に、柴谷さんも応援に行くようだ。
柴谷さんは、10月31日、東京・辰巳の森海浜公園ラグビー場にて行われた、第3回デフラグビーフェスティバルの様子も伝えてくれた。
《大型台風14号の北上により開催が危ぶまれましたが、無事実施することができました。実は、デフラグビーと台風は深い関係にあります。1995年9月、日本で初めてのデフラグビー合宿が行われた日に、大型台風に襲われながらも中止せず、感動の一時を過ごしました。その時の苦労と感動を忘れないようにと、チームは、クワイエットタイフーン(静かなる台風)と名付けられたのです。その感動から15年後のこの日、クワイエットタイフーンの対戦相手は、昨年同様、東京外人ラグビークラブ。レフリーは、なんと藤実さん(日本協会A1級)。クワイエットタイフーンは、新人センター岩田篤典(日本福祉大学)が果敢に攻め込みますが、トライには届かず。逆にミスから2トライを奪われ、0‐14で前半終了。後半、HO黒田義則(大阪教員)のトライで返すも、5‐35でノーサイド。3年連続の敗戦となりました。しかし、アフターマッチファンクションでは、東京外人クラブから「年々スコアが縮まってきた。来年は危ない」との声も。来年8月のフィジー遠征に向け、若い選手たちに期待がかかります》
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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