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31日の日曜日は、秩父宮ラグビー場にいた。第1試合は、関東大学リーグ戦1部の全勝対決、流通経済大対東海大戦。前半は流経大が接点で激しく戦って3-12と健闘したが、後半に入ると、東海大の展開力が上回りHO木津、FB豊島らがトライを重ねた。キャプテン前川の責任感ある突進が東海大の勢いを引き出していた。
第2試合は、4戦全勝の関東学院大と、1勝3敗と苦しい戦いを続ける法政大。前半は関東学院がブレイクダウン(ボール争奪局面)を制圧し、ボールを乗り越えて前に出て27-3と大量リード。ここまでの戦績が頷ける点差になったのだが、崖っぷちの法政は、後半開始から4名のリザーブ選手を投入し、流れを変える。FL宮田は激しく前に出たし、CTB原島はタックルで突き刺さり、WTB森谷はランニングスキルの高さを見せつけた。前半は決まらなかったタックルも次々に決まり、後半5分、交代出場のPR高橋のトライを皮切りに、16分、20分と連続トライで、24-27と、一気に3点差に迫った。
ざわめく観客席。この窮地に、関東学院はキャプテンのSH大島が負傷退場するアクシデントに見舞われる。前半同様、自陣からでもボールを継続してつないで攻めるのだが、法政のブレイクダウンでの圧力は前半とは打って変わって激しく、ボールを動かす度に下がる展開に陥った。34分には、ゴール前のラインアウトからチャンスを作った法政が、BKのサインプレーでブラインドサイドのWTB竹下が抜け出し逆転のトライ。猛攻は止まらず、終了間際にも森谷がゴール右隅に飛び込んでダメを押した。
24点差をひっくり返す逆転勝利に駒井監督の言葉も滑らかだった。「1勝3敗の崖っぷちで、流れを変えようとメンバーを一新して臨みました。ディフェンスシステムも、過去2年取り組んだウエイティングのものを、前に出るものに変えました。前半はそれが機能しなかったのですが、ハーフタイムで確認し、後半は上手くいきましたね。うちみたいな小さいチームが、大きい選手を倒そうと思ったら、前に出て低くタックルに入るしかありませんから」。
これまでのレギュラー選手をリザーブに置き、後半投入したことでゲームの流れが変わった。苦肉の策かもしれないが、これが功を奏したのは間違いない。キャプテンのHO山森は、「法政はディフェンスをやるしかない。それを80分貫けたことが勝因だと思います。部員全員に自信がつく勝利です」と語った。
観戦していて、非常に面白い試合だった。関東学院も敗れはしたが、すでに4勝しており、これで終わったわけではない。いずれにしても、法政の復調でリーグ戦の残り試合への関心は俄然高まることになった。
◎関東大学リーグ戦1部結果(31日、秩父宮)
流通経済大●8-34○東海大(前半3-12)
関東学院大●27-38○法政大(前半27-3)
マレーシアに遠征している男子7人制日本代表の「IRBアジアラグビーセブンズシリーズ ボルネオセブンズ」の大会第1日目、試合結果は以下のとおり。日本はプールC1位となり、カップトーナメントへ進出を決めた。
予選プール1戦目
○34-12●7人制フィリピン代表(前半17-5)
予選プール2戦目
○31-0●7人制スリランカ代表(前半12-0)
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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