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土曜日の午後は関東大学対抗戦をJSPORTS観戦。快晴の熊谷ラグビー場の映像を見ながら、ものすごく現場に行きたくなった。第1試合では、帝京大学が、立ち上がりは日体大に再三ターンオーバーを許すなど苦しんだが、後半は実力差を見せつけて次第に点差を開いた。最終スコアは、61-0。帝京大CTB森田は視野の広いプレーで何度もチャンスを作っていたし、CTB南橋のタックルも光っていた。
第2試合は、早稲田大が苦しんだ。筑波大の個々の強さは事前に分かっていたことだが、WTB彦坂に個人技でトライを奪われるなど、簡単にトライを許す場面も多く、攻めてもミスが多かった。後半投入されたFL山下昂大の積極的な仕掛けからの前進などで次第に流れをつかみ、WTB中鶴が抜群のスピードを生かしてトライするなど突き放したが、最終スコアは34-26。逆に筑波はもう少し不用意な反則を減らしていれば十分に勝機のある試合だった。今季の対抗戦は実力拮抗で何が起きても不思議はない。
トップリーグは、以下に本日の結果のみ書いておきたい。
◎トップリーグ第4節土曜の結果
リコーブラックラムズ○29-27●コカ・コーラウエストレッドスパークス(前半15-15)
サントリーサンゴリアス○92-8●豊田自動織機シャトルズ(前半45-3)
ヤマハ発動機ジュビロ●26-50○トヨタ自動車ヴェルブリッツ(前半11-31)
追記◎以前、このブログでも紹介した「KYOTO GIRL'S RUGBY CLINIC」(京都ガールズラグビークリニック)が、9月26日、京都の宝ヶ池球技場で行われたのだが、その様子を関西ラグビー協会の方から送っていただいた。当日は、晴天にも恵まれ、京都を含む4府県から一般参加者79名、女子チーム所属選手53名、計132名が参加。参加賞としてプレゼントされたオリジナルTシャツを着て、年齢別のチームに分かれてラグビーを楽しんだという。


初めてラグビーをした参加者からは「ちょっと難しかったけど、またやりたい」、ラグビースクールでプレーしている選手からは「いつもは男子と一緒だけど、女子だけで楽しかった」、タグラグビー経験者からは「初めて人に当たって楽しかった」などさまざまな感想が寄せられたという。


また、当日はサプライズゲストとして三洋電機ワイルドナイツの京都出身者、北川智規選手、田中史朗選手も登場し、ラグビー指導、サイン会、写真撮影などで参加者と交流した。最後は、両選手からのプレゼント争奪シャンケン大会も開かれ、大いに盛り上がった。急速に競技人口を増やす女子ラグビーに、また新たな仲間が加わったわけである。


村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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