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全国高校大会は2回戦。30日は、チーム数も多く賑わう日だ。滋賀県の光泉高校は多数の選手がノロウィルスに感染したということで出場辞退。桐蔭学園が不戦勝となった。僕は第3グラウンドの茗溪学園対佐賀工業の解説だったのだが、Bシードで展開力に優れる茗溪学園に対し、佐賀工業は真っ向FW戦を挑み、試合は拮抗した展開になった。
両者は2年連続で引き分けているのだが、この日も最後はそうなるかというところだった。しかし、8-5と佐賀工業リードで迎えた終了間際、茗溪学園が猛攻、佐賀工業が密集戦で何度かペナルティを取られたのだが、茗溪学園は同点PGを狙わず勝利を目指して攻め続けた。そして最後は佐賀工業が守りきってノーサイド。「茗溪は一発でトライがとれる強いチーム。自分たちの強さを使ってFWで対抗しようとした」(枝吉監督)。その言葉通り、FWの圧力と前に出るディフェンスで茗溪学園の展開力を封じての勝利だった。佐賀工業の両LOは190㎝以上のツインタワー。将来楽しみである。
きょうはシード校に果敢に挑戦するチームが多かったのだが、京都成章が多彩な攻撃でBシードの仙台育英から前半17点を奪い、後半は粘りのディフェスで勝利。名護も昨年Bシードの御所実業に前半5-7と接戦。5-17と最後まで食らいついた。例年、気迫溢れるプレーで感動を呼ぶ尾道も、Aシードの常翔学園に猛然とタックルし、拮抗した時間を作り出したが、ほんの少しの甘いタックルをつかれて、決定力ある常翔学園にトライを奪われた。しかし、後半の健闘は見ていて力が入った。西陵も國學院久我山に3点差で敗れたものの最後まで健闘した。
優勝候補筆頭の東福岡は盤石の始動。東海大仰星、大阪朝鮮、長崎南山らのシード校が順当に勝ち進んだ。

こちら、JSPORTSの控え室。ゲスト解説のサントリーサンゴリアス有賀剛選手と、解説者の野澤武史さん。この周囲には、堀越正巳さん、今泉清さん、宮本勝文さん、薫田真広さんなどいて賑やかだった。「僕の高校のときは…」など思い出話にも花が咲いた。

メインゲートから左に行ったところに、デフ・ラグビー(聴覚障害者ラグビー)の展示がある。ご覧のように、「デフ・ラグビー、2011年、フィジーへ」というわけで、参加希望者を募集中である。2011年8月、ニュージーランド、オーストラリア、フィジー、日本によるパシフィック大会が開催されるのである。詳しくは、http://www.deafrugbyjapan.com/にて。チラシを持つのは、「出る杭を伸ばせ」(新潮社)の著者、柴谷晋さん。
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村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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