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13日の昼間、クボタスピアーズの船橋グラウンドで、SH李明根(リ・ミョングン)選手のインタビューをした。過去に韓国出身の選手には何度かインタビューしたことがあるのだが、たいてい爽やかな気分になれる。きょうもそうだった。

李選手は流ちょうな日本語でストレートにラグビーへの愛情を語ってくれた。「僕はラグビーが大好きなんですよ。パスするのも、走るのも、タックルを受けるのだって」。先日、JSPORTSでクボタ対コカ・コーラウエストの試合を解説したのだが、李選手のパスさばきの上手さ、運動能力の高さに感心させられた。
韓国には優れたSHがたくさんいる。どんな練習をしていたのですか? と問いかけてみると、中学の頃、SH出身の監督に鍛えられたのだという。たとえば、パスした後、バーの下をくぐる練習を繰り返し、常に低い姿勢で動き回る訓練をした。また、難しいボールをさばくため、ラインアウトなどから出てくるボールも、わざと強く出したり、変な回転をかけたり、とにかく負荷をかけて練習したのだそうだ。
で、結局何で鍛えられたかといえば、とにかく走る練習だという。メニューを教えてくれたのだが、普通の練習後に、400m走1分以内を連続14本走り、そのあと、200m、100m、50mを走ったとか、ちょっと信じられない量だった。「僕もいまとなっては、どうやって走っていたのか分からないんです。とにかく練習が終わると、きつくてご飯が食べられなかったです」と李選手も改めてタフな練習を振り返って、信じられない思いのようだった。
現在31歳。「村田さんみたいに、できれば40歳までプレーしたい」という李選手。ワールドラグビー部が活動を停止したとき、ラグビーを続けるのを諦めかけていたのだが、クボタから声がかかった。「ほんとに嬉しかったですよ。好きなラグビーができて、それが仕事だなんて、ほんとに幸せです」と、本当に楽しそうに語ってくれた。クボタでも、その一生懸命の練習態度がチームメイトにいい影響を与えているようだ。この内容は、10月下旬発行の日本ラグビー協会機関誌に掲載される予定。
ありがとう、李選手。僕も幸せな気分になりました。さて、これから僕は仙台のトークイベント会場に向かう。その様子はまた明日にでも。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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