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24日の午後、都内のホテルでジャパンラグビートップリーグ2009-2010プレスカンファレンスが行われた。ファーストジャージーを着た全チームのキャプテンが勢揃いした(欠席の場合は、バイスキャプテン、または準ずる選手)。
会の中盤には、開幕節のカードごとに、両監督、ヘッドコーチらが抱負を語った。僕のこの部分の進行役をさせてもらったのだが、僕が東芝と三洋電機のときはこんなやりとりに。瀬川監督に「怪我をしているデヴィッド・ヒル選手は開幕に間に合いますか?」と問うと、三洋電機の飯島監督が、「それ重要な情報です」。すると瀬川監督が「ヒーナン選手のことも聞きたいですねぇ」。結局、ヒルは五分五分、ヒーナン選手のほうは、飯島監督が「会社に口止めされています」と逃げた。
神戸製鋼の平尾誠二監督と、サントリーサンゴリアスの清宮克幸監督が、なにやらお互いに微笑みあって牽制しあっていたり、サニックスの藤井雄一郎監督が、「他に全部負けても九州勢には勝ちたい」と、九州電力の郷田正監督を前に力強く語ったり、なかなか面白かった。

個別取材のとき、神戸製鋼のキャプテンであり、キャプテン会議の代表である大畑大介選手に話を聞いた。「トップリーグをみなさん見に来てください、という表情で」といったらこの笑顔になった。肩の怪我があったのだが開幕に向けて順調に調整中で、開幕戦は出場の予定。
7人制日本代表のスター選手でもあった大畑選手は、7人制ラグビーのオリンピック採用が濃厚になったことを喜び、「7人制のほうが(15人制より)球技の要素が強いから、中学、高校のいい選手を発掘しやすい。2016年のオリンピックで世界と戦える選手になれば、2019年の15人制ワールドカップでも勝負できる選手なりますよ。2年あれば15人制の筋肉に変えられる。7人制は選手の強化がしやすい」と話した。そして、「トップリーグでも7人制の大会ができないか、キャプテン会議でも提案したいと思っています」と7人制強化に積極的だった。
また、大畑選手は、トップリーガーの役割として、「トップリーグの成功なくして、2019年の成功もないし、未来のラグビーはないとさえ思っています。いまプレーしている選手は、2019年だけでなくその先のラグビーのことも考えて自覚をもって行動しなければいけない」と、グラウンドの内外で選手の自覚を求めた。

こちら、NECの安藤栄次選手。足首の怪我があり、開幕戦に向けて調整中。今季は各チームとも外国人選手がSOを務めることが多くなりそうで、日本人SOとして頑張ってほしいところ。

こちらは、ヤマハ発動機の山村亮キャプテン。胸の筋肉が凄かったので思わず撮影したのだが、現在、186㎝、116㎏、胸囲は120㎝くらいという。夏合宿で膝を痛めたが順調に回復中。
追記◎NECグリーンロケッツに、インフルエンザに感染,発症した選手が2名出たため、その選手ともにバスで行動していた選手達が自宅待機になっていると発表があった。すでに1人は回復し、もう1人も安定しているという。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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