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月曜日、U20世界ラグビー選手権(JWC)の総括会見が行われた。IRBトーナメント・ディレクターであるフィリップ・ボーダリアス氏は、日本での開催を成功だったとし、次のようにコメント。「当初、日本協会にお願いしたことを、はるかに超えた大会になりました。参加全チームからの反応も良く、IRBの年齢別の大会で過去最高の大会だったという声があります。スタッフもほんとうによく働いてくれて、私が経験した中で最も気持ちのいい大会でした」
ただし、ワールドカップ招致とこの大会の成功は別に考えるべきだとし、「この大会の成功で日本が有利になれば、他の国でも同様の大会を開かなければならなくなります」と説明した。ただ、IRBから日本の運営能力が高く評価されたことは事実で、この点が好材料なのは間違いないところ。
中里裕一トーナメントマネージャーは次のように語った。「観客動員がターゲットとした8万人を大きく上回ったこと(103,012人)は大きな喜びですが、それよりも、ラグビーファンやラグビーをこれまで知らなかった人も含め、国際大会の雰囲気を体感してほしいという想いがあり、たくさんの人に体感していただいたことを喜んでいます。また、レガシープログラムも、すべてのチームが参加することができ、各地でラグビースクール、小学校を20校以上回ることができました。これも大きな実績です」
今回は、収益より普及面を優先し、チケット価格を抑え、実際にラグビーをプレーしている選手、チーム関係者、レガシープログラムで訪れた小学校などに招待券を配布、各国大使館や観光局にも観戦を呼びかけたことが功を奏した。ただし、IRBから開催の指名を受けてから準備期間が1年しかなく、試合グラウンドの確保、ホテルの手配や練習グラウンドの手配ほか、チームサービスを充実させるさせるには、1年という期間は短かったようで、今後、ワールドカップ招致が実現したときに課題となる材料も多かったようだ。
そして、フィリップ・ボーダリアス氏から、「悲しいお知らせ」として、「NZ代表として今大会で活躍したザック・ギルフォード選手のお父さんが観戦に訪れていたのですが、表彰式時に心臓発作を起こし、病院に運ばれましたが亡くなりました。ギルフォード選手、家族は大変悲しんでいますし、チームメイトも辛い時間を過ごしています。IRBを代表してお悔やみを申し上げ、IRBとしてできるかぎりのことをしたいと思っています」という話があった。同席していた真下昇・日本協会副会長・専務理事。中里トーナメントマネージャーからも弔意が表された。
僕も昨日のJSPORTSの放送時に倒れられたことを知り、心配していたのだが、亡くなられたことにショックを受けた。ギルフォード選手の心情は察するに余りある。ご冥福をお祈りしたい。そして、ザック・ギルフォード選手の今後のさらなる活躍を祈るばかりだ。
日本代表は明日、フィジー・ラウトカのチャーチルパークで、ジュニア・オールブラックスと戦う。先発予定メンバーは以下の通り。LOトンプソン、SOウェブ、WTB小野澤らは怪我があるようだ。JSPORTSでは、お昼の12:00より、Jsports1でこの試合を生中継する予定。
●日本代表出場予定メンバー
1平島久照、2青木佑輔、3畠山健介、4大野均、5北川俊澄、6マイケル・リーチ、7タウファ統悦、8菊谷崇、9吉田朋生、10ジェームス・アレジ、11冨岡耕児、12ライアン・ニコラス、13平浩二、14ジャック・タラント、15五郎丸歩/16金井健雄、17山下裕史、18北川勇次、19豊田将万、20矢富勇毅、21大田尾竜彦、22今村雄太
ジョン・カーワン日本代表ヘッドコーチのコメント
「けが人が多いというのが気になる点だが、逆に言うと、チャンスを与えられた選手たちもいると言うこと。多くの問題をポジティブにとらえ、ゲームを楽しみ、ベストパフォーマンスを見せてもらいたい。サモア戦で学んだ大きな収穫の一つは、"チャンスは必ず訪れる。その数少ないチャンスを必ずものにしなければならない"ということ。ジュニア・オールブラックスは素晴らしいチームだが、そのチームに挑めることを幸せに思い、80分間集中して日本の素晴らしいラグビーで対抗したい」
◎追記
コメントで、試合終了のことは日本では「ノーサイド」というのに対し、海外ではなんと言うのか?というご質問ありました。単純に「フルタイム」と言います。ただ、日本が大切にしてきたノーサイドという言葉と精神は、日本にやってくる海外のラグビー関係者から再評価されており、もしかすると世界でも使うようになるかもしれないですね。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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