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ラグビー コラム 2009年6月7日

ラーカムに会う

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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日曜日の午前中はリコーブラックラムズの砧グラウンドへ行き、スティーブン・ラーカム選手にインタビューしてきた。これは、JSPORTSのウェブサイトに6月25日以降にアップされるものだ。JSPORTSは、今年もトライネイションズを全試合放送するので、その見どころや注目選手など聞いてきた。

Larkhah

自身もプレーしたワラビーズの注目選手はすでにスーパースターだったけど、オールブラックスとスプリングボクスの注目選手はちょっと角度が違っていて面白かった。誰だったかはインタビューをお楽しみに。

土曜日の夜は、ワラビーズ対バーバリアンズの試合をテレビ観戦したようで、感想を聞いてみると、「今季の代表戦のスタートしては悪くない試合です。我々の頃はもっと決められた形をやろうとしていましたが、今のチームはもう少し個人が判断する余地が多い。選手も楽しいようです」と話していた。このあたりの詳しい話もウェブにて。

インタビューの途中からは2人の娘さんも同席して、膝の上に乗せながら応えてくれた。どんな質問にも簡潔丁寧に答えてくれて大いに助けられた。僕は1999年ワールドカップのワラビーズが大好きなのだが、ラーカム選手のスタンドオフとしてのプレーには何度も唸らされた。あの、防御ラインにぎりぎりまで接近してタックルを受けながらも味方を生かすプレーは素晴らしい。もちろん、意表をついたステップワークも。「相手が予想もしない動きをするのがいつも目標でしたからね」。

聞きたいことは山ほどあれど、きょうはテーマを絞ったインタビュー。いつか、じっくりスタンドオフの話も聞きたいなぁ。リコーブラックラムズではFBとしてのプレーが多くなると思うけど、まあ、へっぽこFBだった僕としては、「うまいっ」と何度もつぶやくことになるだろう。ディフェンスのポジショニングや、コース取りが絶妙なのだ。今季のトップリーグでも、ラーカム選手の勇姿をたくさん見たいなぁ。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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