人気ランキング

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム一覧

ラグビー コラム 2009年2月15日

日本選手権2回戦結果

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
  • Line

Tsubaki2009

日曜日は秩父宮ラグビーにいた。朝、道ばたでこんな椿を発見。JSPORTSの解説だったのだが、僕が担当したのはNECグリーンロケッツ対リコーブラックラムズの一戦である。トップリーグ5位のNECに対して、トップイースト1位のリコー。当然、地力はNECが上である。加えて、リコーはキャプテンのFL伊藤、NO8フェレラらが負傷欠場し、苦しい布陣だった。おまけに前半16分には、長身のLOヒューマンも負傷退場する緊急事態。ところが、リコーの集中力は途切れなかった。FWのリザーブには外国人選手がいないため、CTBウィルソンをFLにあげてFBラーカムを投入すると、この布陣が機能。ウィルソン、ラーカムともにしぶといディフェンスの中心となってNECの攻撃を封じ込めた。

後半開始早々にSO河野のトライで14-16と追い上げたリコーは、10分に河野のPGで逆転し、35分には、NECのパスミスを拾ったWTB小松が60mの独走トライで勝負を決めた。

「先週の帝京大に感謝したい。選手が目を覚ましてくれた」とトッド・ローデンヘッドコーチ。ゲームキャプテンの滝澤は、報道陣からこの1週間の変化を問われ、「誰かに頼らず、一人一人がリーダーになって、いい練習ができた」と気持ちの変化をあげた。力を出し切ってヘトヘトの様子が印象的だった。

第2試合は、サントリーサンゴリアス対早稲田大学の対戦。キックオフ直後にワイドな展開でWTB小野澤が先制トライし、サントリーの大勝を予感させたが、早稲田もブレイクダウンで健闘してサントリーのミスを誘い、後半にはパスのインターセプトからSH榎本、NO8豊田がトライラインを駆け抜けた。最終的には、WTB小野澤らの大幅ゲインで実力差を見せつけたサントリーが8トライをあげたが、早稲田も見どころを作り、1万4000人の大観衆を沸かせた。自分が育てたチームとあって、「できればやりたくない」と言っていたサントリー清宮監督は、「監督になってから一番プレッシャーがあった試合でした。今はほっとしています」とトップリーグの実力を見せることができて安堵した表情だった。

一方、早稲田の中竹監督は、「勝つつもりで準備しました。ディフェンスで上回りたかったのですが、力の差だと思います。きょうは完敗です」と潔かった。

◎第46回日本選手権大会2回戦結果
リコーブラックラムズ○24-23●NECグリーンロケッツ(7-16)
サントリーサンゴリアス○59-20●早稲田大学(24-6)

◎7人制日本代表結果
「IRBセブンズワールドシリーズ2008・09USA・サンディエゴ大会」第1日目の結果
・1試合目
7-33 7人制サモア代表
・2試合目
12-35 7人制イングランド代表
・3試合目
12-29 7人制スコットランド代表

初日は残念な結果になってしまったが、明日を期待しよう。
なお、当初は予定がなかったのだが、JSPORTSで、
W杯セブンズ・ドバイの放送が総集編という
形ながら決定した。

◆放送予定
ラグビー IRBワールドカップ セブンズ2009 ドバイ 総集編
2009/3/29 J sports 1 17:00-18:00 初回放送

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ